フランシス・F・コッポラ、AFI生涯功労賞授賞式で芸術を利益より優先する姿勢を称えられる

フランシス・フォード・コッポラは、AFIトリビュートでアートを優先することで祝いました
4月26日、AFI賞でスピルバーグ、コッポラ、ルーカスが共演 写真:Anna Webber/Getty Images for AFI
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フランシス・フォード・コッポラは、ドルビーシアターで行われた今回で50周年を迎えるアメリカ映画協会(AFI)のライフ・アチーブメント・アワードを受賞した。

イベントには、スティーヴン・スピルバーグジョージ・ルーカスロバート・デ・ニーロアル・パチーノモーガン・フリーマンハリソン・フォードアダム・ドライバースパイク・リーなど一流の映画人などが参加した。

コッポラを独立系映画監督として称えるフリーマンは、わずかな予算で夢を紡ぎ出す人、何百万ドルもかけて、そして失った物語の語り手」と呼び、「今夜は銀行家やバッカーなんか気にするな。私たちは芸術を、そしてフランシス・フォード・コッポラを祝うためにここにいる」と述べた。


アル・パチーノとデ・ニーロはステージに登場し、『ゴッドファーザー』でコッポラが映画とビジョンのために戦い続けたことを語った。デ・ニーロは「フランシス、あなたが僕のキャリアと人生を変えた。今夜ここにいるのはあなたのおかげです」と語った。

コッポラの最新作『メガロポリス』(2024年)に主演したドライバーは、コッポラの勇気について情熱的なスピーチを行い、「フランシスは(自らの)1億2000万ドルを投じて、映画があるべき姿について彼が考える独自のジェスチャーを創造した。それはとても素晴らしいことだと思う」とドライバーは語った。「信じてほしい『これをどうしたらより商業的にできるか』という話は一切なかった」と述べた。実際本作品は興行的には失敗している。

その後、スピルバーグが登場し、1967年に初めて出会ったことや、コッポラが『地獄の黙示録』の初期カットを仲間の映画製作者たちに見せてフィードバックを求めたエピソードを語った。スピルバーグは「箱売りを考えたのではなく、アートを生み出すために知性と感情を話し合った」と言い、『ゴッドファーザー』を「これまでに作られた最高のアメリカ映画」と呼ぶと、コッポラは両手で顔を覆った。「私はいつもあなたに私の作品を誇りに思ってもらいたい」とスピルバーグは付け加え、その後ルーカスを壇上に迎えた。

ルーカスとコッポラは長い歴史を持つメンターシップとコラボレーションの関係にあり、共に制作会社「アメリカン・ゾエトロープ」を設立した。ルーカスはスピーチで、「崖から飛び込むことを恐れるな」とコッポラに教わったと述べた。

「あなたは僕たちのヒーロー、フランシス」とルーカスは続け、映画学生だった彼らがハリウッドに入った際、「ルールはなかった。あなたと共にそのルールを作ったんだ。映画を愛する映画製作者たちの時代を作ってくれてありがとう」と回想した。

コッポラは夜の締めくくりとしてステージに立ち、「長い年月を経て、育った街に戻ってきたような気がする。周りはとても馴染み深いが、すべてが変わっている」と語った。

最後に「今、ここが私を作り上げてくれた場所だと理解した。この場所は実際の場所ではなく、あなたたち友人、同僚、教師、遊び仲間、家族、隣人、すべての美しい人たちが私を迎え入れてくれる。私は、そしてこれからもあなたたちの一員に過ぎない」と締めくくった。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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