メネンデス兄弟、再判決で仮釈放の可能性が浮上―Netflixドラマ放送が捜査に影響

1989年に両親を殺害し、30年以上服役してきたエリックとライル・メネンデス兄弟が、新たに「最長50年の有期刑」に減刑された。カリフォルニア州の若年犯罪者法により、2人は即時仮釈放の対象となった。

再注目を集める事件の背景

兄弟の事件は、Netflixの『モンスターズ：メネンデス兄弟の物語』やドキュメンタリー『メネンデス兄弟』で再び注目された。また、バンド「メヌード」の元メンバーによる性的虐待の告発や、エリックによる父親の虐待を示す手紙など、新証拠も加わった。

検察はこうした新証拠を元に再調査を開始。検事の交代や山火事などで審理は大幅に遅延。ようやく5月14日、判事マイケル・ジェシックが兄弟に対し仮釈放の可能性を残す判決を下した。

今後の焦点は仮釈放審査

今後、兄弟は6月13日に予定されている仮釈放審査委員会に出席する見通しだ。ただし、これが正式な仮釈放審理であるかは不明である。場合によっては半年以内に別の日程が設定されるという。

さらに、カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサムが恩赦の判断に介入する可能性もある。兄弟が釈放されるかどうかは、現時点では未確定であり、今後の動向が注目される。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。

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