2025年版『スーパーマン』、初週196億円超えなるか:新DCユニバースの命運を握る注目映画

2025年7月11日に日米同時公開されるジェームズ・ガン監督の最新映画『スーパーマン』。DCスタジオの新たな幕開けを告げるこの作品が、初週末の全米興行収入で1億3,500万ドル(約196億円)に達する可能性があると報じられている。
この予想が現実となれば、『スーパーマン』はDC映画歴代初週成績でトップ5入りを果たす見込みだ。
予想にばらつきも:最低は90億円の予測も
ただし、業界内では予想が分かれている。
- ナショナル・リサーチ・グループ(NRG):1億2,500万〜1億4,500万ドル(約181〜210億円)
- ワーナー・ブラザース関係者:9,000万〜1億2,500万ドル(約131〜181億円)
- SNS反応分析系の専門家:最大1億7,500万ドル(約254億円)
興行的には1億ドルを下回ると“失敗”扱いになるとされており、控えめな見通しも現実的なものとして受け止められている。
歴代DC映画との比較:どの位置にランクイン?
現時点でのDC映画初週末興行収入トップ5は以下の通り:
- 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年):1億6600万ドル(約241億円)
- 『ダークナイト ライジング』(2012年):1億6090万ドル(約233億円)
- 『ダークナイト』(2008年):1億5840万ドル(約230億円)
- 『THE BATMAN-ザ・バットマン』(2022年):1億3400万ドル(約194億円)
- 『スーサイド・スクワッド』(2016年):1億3370万ドル(約194億円)
もし1億3500万ドル(約196億円)で初週末を迎えた場合、ジェームズ・ガン監督の新作映画『スーパーマン』は4位に位置することになる。
DC再建のカギを握るジェームズ・ガン版『スーパーマン』
この作品は、ジェームズ・ガン監督とピーター・サフラン氏が新体制で手がける初の本格オリジナル作品であり、新生DCユニバース(DCU)第1作として位置づけられている。
これまで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『スーサイド・スクワッド』で高評価を得たガン監督の手腕に期待が集まる。
新キャストで描かれる“新しいスーパーマン”
今回の『スーパーマン』では、デイビッド・コレンスウェットがスーパーマン/クラーク・ケント役を演じ、レイチェル・ブロズナハンがクラークの恋人ロイス・レイン役、ニコラス・ホルトが天才科学者レックス・ルーサー役を演じる。
ストーリーは、クリプトンから地球へ送られた青年クラーク・ケントが、記者としての顔とスーパーヒーローとしての責任の狭間で葛藤しながら、自らのアイデンティティを確立していく姿を描く。
以下の豪華キャストも参加:
- スカイラー・ギソンド(ジミー・オルセン役)
- サラ・サンパイオ(イブ・テシュマッカー役)
- エディ・ガテギ(ミスター・テリフィック役)
- テレンス・ローズモア(オーティス役)
- アンソニー・キャリガン(メタモルフォ役)
- イザベラ・メルセド(ホークガール役)
- マリア・ガブリエラ・デ・ファリア(エンジニア役)
劇場公開と今後のDCU戦略への影響
2025年の新作映画『スーパーマン』は、今後10年にわたって展開される予定のDCユニバースの出発点。興行収入の結果次第では、後続作品の開発にも大きな影響を及ぼすことになる。
現在、DCスタジオは7月11日の公開に向けて、テレビCM、SNS広告、ファンイベントを含む大規模なプロモーションを展開中だ。
本作が、初週末に1億3,500万ドル(約196億円)を突破するかが最大の注目点となっている。
興行成績だけでなく、DCユニバースの再起を占う意味でも、ファンも業界も固唾をのんで見守ることになりそうだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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