ヒョンビン『ハルビン』で共演のリリー・フランキーと相思相愛⁉「下心ありました」
韓国映画『ハルビン』のジャパンプレミアが27日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演のヒョンビンとウ・ミンホ監督が来日。日本からただ一人出演したリリー・フランキーが出席した。
1909年、アン・ジュングンら大韓義軍の同志たちが中国・ハルビンで伊藤博文を銃撃した事件の裏側を描くサスペンス・アクション。アン・ジュングン役のヒョンビンは、「韓国でアン・ジュングンの存在は非常に大きいが、英雄としてだけではない多くの感情を抱えていた一人の人間として映画を通して見せたかった。監督からも意味のある映画を作ろうと言ってもらい、気持ちがさらに動いた」と明かした。
ウ監督も、「アン・ジュングンには常に関心を持っていて、韓国でも映画、ドラマ、ミュージカルなどさまざまなコンテンツが作られているが、偶然書店で見つけた自叙伝には今まで知らなかったことが多く書かれていた。英雄や同志たちの気持ちを描きたくなった」と説明。「この作品が日本で公開されることは大きな意味を持つ。どのように感じてもらえるか気になるし、ワクワクしている」と強調した。
伊藤博文を演じたリリーは、「脚本が素晴らしく、面白い映画になると思った。監督の長編はほとんど見ているし、ヒョンビンも大ファン。僕に限らず、このオファーを断らなかったはず」と満足げ。単身で韓国での撮影に参加したが、「ヒョンビンもスタッフも皆優しくしてくれて、監督もエネルギッシュでいい時は凄く褒めてくれる。楽しい経験だった」と笑顔で振り返った。
さらに、ヒョンビンら韓国の俳優ら10人ほどで食事をした際、「皆が韓国語で話しているから僕が黙っていると、隣にいたヒョンビンがテーブルの下で僕の手に自分の手を重ねて『アー・ユー・オーケー?』と言ってくれてウワッてなった」と“胸キュン”エピソードを披露。「何よりも互いの国で上映されることが、平和の象徴だと思う」と言葉に力を込めた。
ヒョンビンも、「もともとリリーさんの大ファンなので、ちょっと下心がありました」と話し、会場を笑いで包んだ。そして、「それぞれの俳優がキャラクターを背負って、プレッシャーも感じていたが、皆が同じ気持ちで臨み一緒に過ごすことによって同志のような絆が生まれた」と自信のほどをうかがわせていた。
『ハルビン』は、7月4日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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