鈴鹿央士、アヌシー受賞の『ChaO』に手応え「見れば見るほどハマっていく」
6月のフランス「アヌシー国際アニメーション映画祭」で準グランプリにあたる審査員賞を受賞した『ChaO』のジャパンプレミアが1日、東京T・ジョイPRINCE品川で行われ、声優を務めた鈴鹿央士、山田杏奈、OCTPATHの太田駿静と青木康浩監督が舞台挨拶に登壇した。
STUDIO4°Cの制作で、平凡な青年のステファンと人間界に飛び込んで彼にいちずな思いを寄せるチャオの恋の物語。アヌシーから凱旋した青木監督は、「ありがたかったですね。こういう反応をしてくれるのかと安心しました。チャオのぬいぐるみと街を歩いていると声をかけてくれたり、『どこで売っているの?』と聞かれることもありました」と現地での熱狂ぶりを明かした。
ステファン役の鈴鹿は、「チャオが本当にチャーミングで、いちずなところに心を動かされるところもありました。心の繊細な動きが丁寧に描かれているので、その空気感がいいなと感じました」と作品の魅力を解説。チャオ役の山田も、「ステファンのためにけなげに頑張るところがとても魅力的。そんなチャオだからこそ、次第に二人の姿がつながっていくところが素敵だなと思いながら見ていました」と感想を語った。
アフレコに関しては、鈴鹿が「いろいろなアニメを見たり、ステファンの声を想像したりしました。でも、練習と言われていた日に現場で『もう録れるな』と言われて急に本番が始まって。心臓バクバクしました」と苦笑い。対する山田は、「『とにかく可愛く』と言われて、技術的な部分では自信がないところもあったのでいろいろ模索しつつアドバイスをいただきながら演じていました」と振り返った。
青木監督は、「ステファンもチャオも不器用ながら、見終えた後には可愛いかったり格好良く思えてもらえるようなところがあると思います」と説明。その上で、「山田さん以外、チャオは見えてこないですよね。まさにチャオが独り歩きしているような感じです」と太鼓判を押した。
絶賛された山田は、照れながらも「ステファンとチャオをはじめとする個性的なキャラクターが魅力的で、きっと見始めたらあっという間の時間になる。海の世界観や街並みなどが素敵で、この夏ぴったりな映画」と笑顔。鈴鹿は、「独創的な世界観は見れば見るほどほどハマっていくと思いますので、どっぷり浸かっていただきたい」とアピールした。
『ChaO』は、8月15日に全国で公開される。
記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
【関連記事】
- STUDIO4°Cの『ChaO』、アヌシー国際アニメ映画祭で準グランプリ受賞
- 東映、アニメ大作『ChaO』『ペリリュー』などラインナップ16本を発表
- ピクサー映画おすすめ20選!2026年公開『トイ・ストーリー5』の最新情報も
- 今観るべきおすすめのアニメ映画25選:『インサイド・ヘッド2』ほか話題の新作から、あのカルト的名作も
- 【ディズニープラス】2025年7月の配信作品:『トランスフォーマー』シリーズが期間限定で登場!『ジョーズ』公開50周年記念ドキュメンタリーも