『ジュラシック・ワールド/復活の大地』初週末で世界興収約361億円突破の大ヒット

“恐竜たち”は好調なスタートを切った。
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、初日の興行収入が全米で約2,800万ドル(約40億円)に達する見込みで、7月2日公開作品としては歴代トップ20入りする勢いだ。本作は、アメリカの独立記念日(7月4日)の大型連休に合わせて、7月2日に北米で公開された。5日間の興行収入は1億2,750万ドル(約183億円)に達すると予想されている。また、ほぼ全世界で同時公開されており、全世界での初週の興行収入は2億5,000万ドル(約361億円)を超えると見られている。
現在のところ、同作は興行成績で当初の予測を上回るペースで推移している。
スティーヴン・スピルバーグによるアクション・アドベンチャー・シリーズの第7作にあたる本作では、スカーレット・ヨハンソン、マハーシャラ・アリ、ジョナサン・ベイリーといった全く新しいキャストが主演を務めている。
独自の三部作として展開された『ジュラシック・ワールド』シリーズの初期3作品は、いずれも世界興行収入が10億ドル(約1,433億円)を超える大ヒットとなり、いずれも本作より高いオープニング成績(初週末3日間)を記録している。
また、最新作である本作は製作費を抑えた点も特徴で、マーケティング費用を除いた制作コストは2億2,500万ドル(約327億円)にとどまっている。
過去3作のオープニング興収(インフレ調整前)は以下のとおり:
- 『ジュラシック・ワールド』(2015年)…2億880万ドル※シリーズ最高
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)…1億4,800万ドル
- 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)…1億4,500万ドル
スティーヴン・スピルバーグが監督した初代『ジュラシック・パーク』は、1993年6月初旬にアメリカで公開され、公開初週末に4,700万ドルの興行収入を記録した(※インフレ調整前)。当時としては破格の数字だった。
スピルバーグはこれまでの『ジュラシック』シリーズの制作に常に深く関わっており、特に本作では、新たなシリーズの方向性を示す作品として、その関与はより強かったという。
なお、独立記念日の連休に公開された他の注目作としては、ブラッド・ピット主演の『F1/エフワン』がある。
同作は初週末に5,700万ドル(約82億円)の興行収入を記録し、現在2週目に入っている。F1(フォーミュラワン)をテーマにした映画としては、非常に好調な滑り出しだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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