松山ケンイチ、ピクサー『星つなぎのエリオ』に声優で参加「自分史上最悪の敵役」
俳優の松山ケンイチが、米ディズニー・ピクサーのアニメーション映画『星つなぎのエリオ』の日本語吹き替え版で声優を務めることが3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたジャパンプレミアで発表された。
宇宙を夢見る少年のエリオが、星と星をつなぐ世界コミュニバースに招かれ幼いエイリアンのグロードンと友情を育む物語。ピクサー・アニメーション・スタジオとして、『リメンバー・ミー』(2017)以来のオリジナル作品となる。
松山は、コミュニバースの支配をもくろむ戦闘種族を率いるエイリアンの戦士グライゴン役。「自分史上、最悪の敵役です。これ以上ない悪役を楽しんでほしい」と呼びかけた。
役はオーディションで射止め、「オーディションに受かるって、めちゃくちゃうれしくないですか。超うれしくて、すぐに言いたかった。でも、(この日まで口外できない)書類にサインもしたので、しゃべったら大変なことになると思ってビクビクしていた」と苦笑。完成した作品は、「マスクをして見たが、ぐしょぐしょになった。共感しかなく、まさに大人が泣ける映画」と絶賛した。
この日はほかにエリオ役の川原瑛都、グロードン役の佐藤大空をはじめ清野菜名、野呂佳代、マユリカの中谷の主要声優陣が勢ぞろい。エリオ役の川原は小学6年生で、「エリオと同じで宇宙が大好きで、オーディションの時からやりたかった。決まった時はうれしくて跳び上がっちゃいました。発表された日に学校に行ったら皆に『すごいね』と言われた」と満面の笑みを浮かべた。
エリオの叔母オルガ役の清野も、「オーディションから凄く緊張して、マネジャーから電話で決まったことを伝えられた時は手の震えが止まらなかった。今もワクワクよりドキドキが勝っています」とう夢見心地。コミュニバースの案内コンピューター・ウゥゥゥゥを演じた野呂は、「ディズニー、ピクサーが大好きなので、オーディションがきただけでうれしく、決まった時は気持ちがあふれて年がいもなく両手を挙げて喜びました」と声を弾ませた。
『星つなぎのエリオ』は、8月1日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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