ロック界の伝説 オジー・オズボーンに世界が別れを告げる

オジー・オズボーン Getty Images
オジー・オズボーン Getty Images
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音楽およびエンターテインメント業界の著名人たちが、76歳で死去したオジー・オズボーンの訃報を受けて追悼の意を表している。オズボーンの家族は火曜日の早朝、その死を公に認めた。

オズボーンは長年にわたり健康問題を抱えており、亡くなる数週間前には、イギリス・バーミンガムで最後のライブを行い、ブラック・サバスとの再会を果たしていた。

「彼は家族に囲まれ、愛に包まれて旅立った。この困難な時期、どうか私たち家族のプライバシーを尊重していただきたい」とオズボーンの家族は述べている。

オジー・オズボーン 写真:Kevin Winter/Getty Images for iHeartMedia
オジー・オズボーン 写真:Kevin Winter/Getty Images for iHeartMedia

「今夜、世界中がオジーを悼んでいる」とアリス・クーパーは米『ハリウッド・リポーター』への声明で語った。

「彼は長いキャリアの中で、仲間のアーティストたちや世界中のファンから計り知れないほどの尊敬を集めてきた。それは彼が比類なきショーマンであり、文化的アイコンであったからだ。私はいつもオジーのことを、ファンが見る“闇の王子”と、道化師のようなユーモアを持つ人物の中間のように感じていた」

「それは彼の家族や友人たちが見ていた一面である」とクーパーは続けた。

「彼は、これからもロックンロールの伝説であり続ける。ロックンロールはひとつの家族であり、兄弟の間柄である。我々の仲間がひとり失われるとき、それは痛みを伴う。もっと兄弟であるオジーのことを知っておけばよかったと、今は思う。シャロン、ジャック、ケリー、エイミー、そしてオズボーン一家の皆さんへ ― 今夜、私たちの祈りはあなたたちとともにある。巨大な岩が崩れ落ちたが、これからもロックは続いていく」

エルトン・ジョンもインスタグラムで追悼の意を表し、“闇の王子”ことオジーを「親しい友人であり、ロック界における偉大な開拓者。ロックの神々の殿堂にその名を刻んだ真のレジェンドである」と称賛した。

「彼はまた、私がこれまで出会った中でもっとも面白い人物のひとりでもあった」とジョンはインスタグラムに書いている。「彼のことが心から恋しくなる。シャロンとご家族に、哀悼の意と愛を送る」

イギリスの伝説的ロックバンド、ブラック・サバスの初代ボーカリストであるオジー・オズボーンは、バンドでの活動を皮切りに、世界中で1億枚以上のレコードを売り上げるという、成功したソロキャリアを築いた。

彼は2006年にブラック・サバスのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たし、さらに2024年にはソロアーティストとして2度目の殿堂入りを果たした。

米『ハリウッド・リポーター』への声明の中で、同じくメタル界の象徴であるジューダス・プリーストは次のように述べている。「世界中の何百万もの人々と同じように、我々の心も引き裂かれている――この愛と喪失の感情を言葉で表すことはできない」

「シャロンへ――どうか神が、あなたとご家族を愛と平和と光で包みますように。
オジーへ――あなたは私たちの中から決していなくならない。あなたの音楽は永遠である。あなたがその偉大な人生で私たちを祝福してくれたように、今こそ神があなたをこれまで以上に祝福してくださることを願っている」

イギリスのバンド、デュラン・デュランもインスタグラム上でオズボーンに敬意を表した。

「オジーについて何を語れるだろうか?何を語るにしても、それはブラム語(※バーミンガム訛り)で言うべきだ」と彼らは述べた。「オジーなしの世界は想像できない。彼は喜びとユーモア、そして圧倒的なエネルギーをこの世界にもたらした。まるで何度も生まれ変わったような人生だった。オジー、すばらしい旅をありがとう。同じブラム出身として、愛を込めて」

ジャック・ホワイトは、オジー・オズボーンの昔の写真をインスタグラムに投稿し、「彼はやり遂げた」とだけ書かれたキャプションを添えた。

レッド・ツェッペリンの元ボーカリストであるロバート・プラントも、X(旧Twitter)にてこうつづった。

「さようなら、オジー……なんという旅だったか……あの世でも帆を張って進んでくれ……ついに安らぎのとき……君は本当にロックの世界を変えた!」

ビリー・アイドルは、昨年秋にオズボーンがロックの殿堂入りを果たした夜に撮った自身とのツーショット写真をシェアした。

「昨年10月、@rockhall(ロックの殿堂)で彼のソロ殿堂入りの一部になれたことを本当に嬉しく思う。彼の偉業を称えられたことが、今回の訃報を受けてより意味のあるものとなった」と彼はインスタグラムに投稿した。

「オジーはロックンロールの精神を体現していた。そして彼は、直近の“原点回帰コンサート”で私たちが目にしたように、最後の最後までパフォーマンスを続けていた。シャロン、ジャック、ケリー、そしてご家族の皆さんへ。心からお悔やみ申し上げる。私の心はあなたたちとともにある」

7月初旬に行われたブラック・サバスの最後の公演「Back to the Beginning(原点回帰コンサート)」でホストを務めたジェイソン・モモアは、インスタグラムで次のように書いた。
「愛しているよ、@ozzyosbourne。@sharonosbourneとオハナ(家族)に全てのアロハを。心から感謝している。安らかに眠ってくれ」

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであり、オジー最後のライブで音楽監督を務めたトム・モレロは、オズボーンとの写真をインスタグラムに投稿し、「神の祝福を、オジー」とつづった。

メタリカのX公式アカウントも、オズボーンとの写真とともにハートブレイクの絵文字を添えて追悼の意を表した。

ゼイン・ロウもオジーとの写真を投稿し、「この時代に生きられたことに感謝……安らかに、オジー」とコメントした。

ヘヴィメタルバンドディスターブドのデイヴィッド・ドレイマンはインスタグラムにこう記した。
「さようなら、私の大切な教師……私たちすべてにとっての父……そして友人。@ozzyosbourne、あなたを愛している。そしてあなたがいなくなることが、本当に寂しい」

元MTVのVJであるマット・ピンフィールドは、「OZZY」と刻まれた金色の杖の写真をインスタグラムに投稿し、こうつづった。「オジー、あなたのことをいつまでも愛し、恋しく思うだろう。この美しく心のこもった贈り物、そして人生を変えてくれた音楽のすべてに感謝している」

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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