エミー賞ノミネート医療ドラマ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』シーズン2始動!リアルな救急現場を描く衝撃の新章

HBO Maxがドラマ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』シーズン2の初映像を公開した。2026年1月に配信予定の新シーズンは、独立記念日の週末を舞台に展開され、救急外来のスタッフたちが再び混乱と緊迫の渦に巻き込まれていく姿を描く。
ティーザー映像は、ノア・ワイリー演じるロビー医師が病院に戻ってくる場面から始まる。受付で「放蕩息子が帰ってきた」と声がかかり、視線を交わすのはキャサリン・ラナサ演じる看護師長ダナ・エヴァンスだ
シーズン1の終盤で退職を示唆した彼女が戻る姿は、ファンにとって大きな驚きである。さらに、薬物依存の治療で離職していたが、リハビリから復帰したパトリック・ボール演じるラングドン医師も病院に姿を現し、波乱を予感させる。
新たに登場するのは、セピデ・モアフィ演じる救急科の新任医師アル=ハシミ。処置室で不安げに患者を見守る彼女の姿は、物語に新しい緊張感を与える。
既存キャストであるスプリヤ・ガネーシュ、フィオナ・ドゥーリフ、テイラー・ディアーデン、イサ・ブリオネス、ゲラン・ハウエル、シャバナ・アジーズらも続投し、さらにチャールズ・ベイカーやアイリーン・チョイらの出演も発表されている。
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ティーザーには、救急車で暴れる患者、廊下を駆け抜ける警官隊、赤ん坊の泣き声、ギプスを切り外す場面などが次々と映し出される。最後にロビーが「そして、始まる」と言葉を放ち、救急現場の苛烈さを強調する。
シーズン2はシーズン1から10か月後を描く。大規模な銃乱射事件などに直面した登場人物たちが、時間を経てどう心の傷と向き合うかが大きな軸となる。ショーランナーのR・スコット・ゲミルは「直後ではPTSDや喪失感が強すぎて物語を広げられない。10か月後に設定することで観客も登場人物も再び歩み出せる」と語っている。
一方で、夏の祝日という舞台設定は現実的な理由から生まれたという。撮影が秋に行われるため、劇中の季節を夏にすることで屋外シーンの整合性が取れるのだ。花火や祝祭、暑さにまつわるエピソードなど、独立記念日の救急外来ならではの展開が期待される。
シーズン1終盤で精神的に崩壊したロビーは、新シーズンで自らのトラウマと向き合い、治療を受ける姿が描かれる。ゲミルは「医師は患者の診断は得意だが、自ら治療を受けることには不器用だ。ロビーの再生の過程が重要なテーマになる」と語る。ノア・ワイリー自身も「ロビーは秘密を隠せなくなり、否応なく向き合わざるを得ない。これは“癒し”の物語だ」と強調している。
『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』はシーズン1でエミー賞13部門にノミネートされ高い評価を得た。シーズン2では、新旧キャストが交錯し、過去の傷と未来への一歩が同時に描かれる。苛烈な救急外来の日常と、キャラクターたちの再生のドラマが、再び観る者を飲み込んでいくはずだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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