HBO Max、アジア太平洋14市場で10月にサービス開始『IT/イット』前日譚ドラマも配信

クリス・チョーク 『IT: Welcome to Derry』より 写真:Brooke Palmer/HBO
クリス・チョーク 『IT: Welcome to Derry』より 写真:Brooke Palmer/HBO
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ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、同社のストリーミングサービス『HBO Max』を2025年10月15日にアジア太平洋地域の14市場で新たに展開すると発表した。対象となるのはバングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、ラオス、マカオ、モンゴル、パキスタン、スリランカを含む地域。同社はこれまで東アジア、オーストラリア、ヨーロッパでサービスを展開しており、今回はさらに対象地域を拡大することになる。

人気ドラマや映画を一挙配信

加入者は『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』や『THE LAST OF US』、『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』といったHBOの代表的シリーズに加え、マックスオリジナル作品、『罪人たち』(2025)『ファイナル・デスティネーション:ブラッドライン(原題)』(2025)なども視聴できる。また、ディスカバリーチャンネルの人気番組『ゴールド・ラッシュ~人生最後の一攫千金~』『ベーリング海の一攫千金』や、カートゥーンネットワークの『アドベンチャー・タイム』『ぼくらベアベアーズ』、さらに『トムとジェリー』や『ルーニー・テューンズ』などの名作アニメーションもラインナップされる。

2025年公開映画『罪人たち』
2025年公開映画『罪人たち』(原題:Sinners) 写真:COURTESY OF WARNER BROS.

『IT/イット』前日譚シリーズが目玉に

今回の展開に合わせ、スティーヴン・キング原作のホラー作品『IT /イット』の前日譚ドラマ『IT: Welcome to Derry(原題)』が大きな目玉として紹介されている。同作はアンディ&バルバラ・ムスキエティが製作し、テイラー・ペイジやクリス・チョーク、マデリーン・ストウらが出演。ビル・スカルスガルドもピエロのペニーワイズ役で再登場する。

『ウェルカム・トゥ・デリー(原題)』
『ウェルカム・トゥ・デリー(原題)』公式ティーザー 写真:THR

改良されたサービス体験

HBO Maxは、ユーザー体験の改善にも注力している。新しい市場では刷新されたインターフェースで提供され、パーソナライズされたプロフィール、コンテンツハブ、ペアレンタルコントロール機能を備えたキッズアカウントなどを利用可能。オフライン視聴のためのダウンロード機能も備わる。

世界100市場へ拡大

グローバル・ストリーミング&ゲーム部門のCEOであるJB・ペレッテ氏は、「オーストラリアやヨーロッパでの成功を経て、HBO Maxは世界中のファンに比類なきエンターテインメントを届ける」とコメント。2025年末までに100市場以上に展開する計画で、2026年にはドイツ、イタリア、イギリスなど主要国でのローンチも予定されている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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