Netflix『ザ・ディプロマット』シーズン3予告編公開|大統領急死と米英同盟崩壊の危機

Netflixの人気政治サスペンス『ザ・ディプロマット』シーズン3の正式予告編が公開された。配信開始は10月16日。今回の映像は、これまでで最も内容に踏み込んだもので、物語が一気に緊迫感を増していくことを示している。
大統領急死と“欠陥だらけの指導者”
物語はシーズン2のラスト、大統領レイバーン(演:マイケル・マッキーン)が急死した直後から始まる。死の瞬間、大統領は元大使ハル・ワイラー(演:ルーファス・シーウェル)と通話しており、そのやり取りが新たな火種となる。副大統領グレース・ペン(演:アリソン・ジャネイ)は、ハルが「不正な副官がいる」と話していたことを知らされるが、それはグレース自身が関与した英国艦船攻撃事件を示唆していた。
一方、ハルとその妻で英国大使のケイト・ワイラー(演:ケリー・ラッセル)は、グレースを「欠陥だらけの大統領」と呼び、ホワイトハウスでの監視役をケイトに期待する声が高まる。しかし当のケイトは「憲政危機のさなかに、自分を売り込む気はない」と冷ややかだ。
米英関係の崩壊と新たな権力闘争
やがて物語は国際的な駆け引きへと発展する。英国外相オースティン・デニソン(演:デヴィッド・ジャーシー)はケイトに対し、首相ニコル・トローブリッジ(演:ロリー・キニア)が「爆発的な情報」を隠していると警告し、「代償を払わせる」と脅す。そしてケイトは「大統領が破滅的な愚行を犯そうとしている」と口にし、事態の深刻さが一層際立つ。
映像の中では、ペンタゴンが「英国との戦争計画を立案中」と伝えるナレーションも流れ、米英同盟崩壊の危機が描かれる。さらに参謀長ビリー(演:ナナ・メンサー)が「弁護士をつけた方がいい」と助言する場面が加わり、不穏な空気を漂わせる。キービジュアルには“同盟は永遠ではない”という挑発的なキャッチコピーが掲げられ、今シーズンのテーマを端的に示している。
シーズン3は全8話構成。Netflixによれば、ケイトは副大統領ペンをテロ計画の首謀者と告発した直後に大統領が死亡。夫ハルが大統領の死に関与した可能性もあり、グレースが世界のリーダーに就任する。ケイトは望まぬ役割に引き込まれ、外相デニソンとの複雑な関係や、グレースの夫トッド(演:ブラッドリー・ウィットフォード)との不穏な関係に直面していく。
シーウェルは「シーズン2の結末の直後に、さらに驚くべき出来事が続く。アリソン・ジャネイの参加で物語のダイナミクスが大きく変わり、より複雑になっていく」と語っている。クリエイターのデボラ・カーンが引き続きショーランナーを務め、すでにシーズン4への更新も決定しており、物語はさらに広がりを見せる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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