ファン待望の『スパイダーバース』完結編、公開日が1週間前倒しに

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』より 写真:Sony
『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』より 写真:Sony
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待ちに待った『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開日が、1週間前倒しされることとなった。

ソニーは、同作が当初の予定より1週間前倒しとなり、2027年6月18日にIMAXおよびプレミアムフォーマットで全米公開されることを発表した。この新たな公開日は、米国の祝日であるジュンティーンス※1と父の日にかかる週末に重なる日程である。もともとは2027年6月25日に公開予定だった。

※1:ジュンティーンス(Juneteenth)とは、アメリカ合衆国において奴隷解放を記念する祝日。毎年6月19日に祝われる。

シリーズ完結編への期待

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は、現時点であらゆるスタジオの公開予定作品の中でも、もっとも期待されているアニメ映画の1つである。本作は『スパイダーバース』3部作の完結編であり、シリーズはアカデミー賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年)から始まり、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)へと続いてきた。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)より 写真:Columbia Pictures/Sony Pictures Animation
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)より 写真:Columbia Pictures/Sony Pictures Animation

興行収入が示す人気の拡大

第1作は全世界で3億9,360万ドル(約589億円※2)を稼ぎ出し、革新的なアニメーションの新時代を切り拓いた作品である。その後の第2作は世界興収6億9,060万ドル(約1,034億円※2)を記録し、家庭向け配信などを通じて初作の人気がさらに拡大したことを裏付けた。

※2:2025年9月26日時点の為替レートで換算

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はクリフハンガー(物語を途中で区切り、続編へ持ち越す手法)で幕を閉じた。主人公のマイルズ・モラレス(声:シャメイク・ムーア)は、別の現実に取り残され、悪役と化した自分自身に囚われの身となっていたのである。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)より 写真:Sony Pictures Animation
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)より 写真:Sony Pictures Animation

制作陣と脚本家陣

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の監督を務めるのは、ボブ・ペルシケッティとジャスティン・K・トンプソンであり、脚本はフィル・ロードクリス・ミラー、そしてデヴィッド・キャラハムが手がけている。

驚くべきことに、本作は当初2024年3月29日に公開予定とされていた。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の公開からわずか9カ月後という強行スケジュールであったが、シリーズの複雑な構造や、プロデューサーを務めるロード&ミラー両名の徹底した完璧主義を考えれば、その日程を本気で信じる者はほとんどいなかったのである。

声優陣にはヘイリー・スタインフェルドダニエル・カルーヤも名を連ねている。本作の公開日は幾度となく調整され、かつては2027年6月4日公開と発表されていた時期もあったのである。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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