ジェニファー・ローレンス、映画祭でガザ紛争に言及「子どもたちを思うと胸が張り裂けそう

ジェニファー・ローレンス 写真:THR.com
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現地時間9月26日(金)、新作映画『Die, My Love(原題)』の主演を務めるジェニファー・ローレンスが第73回サン・セバスティアン国際映画祭に登場した。その記者会見でローレンスは、パレスチナ・ガザ地区で子どもたちを含む民間人への攻撃が行われていることを批判した。
報道陣からガザ紛争について質問を受けたローレンスは、「恐怖で胸が張り裂けそうで、言葉を失っています。今起きていることは虐殺そのもので、決して許されるものではありません。自分の子ども、そして世界中の子どもたちを思うと、恐怖を覚えます」と答えた。
またローレンスは、政治をめぐってアメリカ国民が分断される危険性にも言及した。「何よりも悲しいのは、今のアメリカ政治において、こうした言説や軽蔑が国民にとって当たり前になってしまうことです。今の政治家は平気で嘘をつき、国民に共感などしません。投票権を持つ若者たちにとって『政治とは誠実ではないものだ』という感覚が当たり前になってしまいます」
そして、「遠い土地での争いを無視すれば、近い将来に自国でも同じことが起こる危険性があります。それを誰も忘れてはなりません」とローレンスは主張した。
リン・ラムジーが監督を務める『Die, My Love』は、第78回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映された。ローレンスは、アメリカの田舎に移り住んだ後、結婚や育児、家庭生活の重圧によって、精神的に追い詰められていく女性を演じている。
共演者にはロバート・パティンソン、シシー・スペイセク、ニック・ノルティ、ラキース・スタンフィールドらが並ぶ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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