マドンナが明かす壮絶な親権争い|元夫との法廷闘争で自殺も考えた過去、スピリチュアルが救いに
ポップの女王マドンナが、息子ロッコを巡る元夫ガイ・リッチーとの親権争いの中で、自殺を考えた過去を明かした。今回のポッドキャスト出演は9年ぶりで、彼女の波乱に満ちた人生と内面的な葛藤について赤裸々に語った。
親権争いの苦悩で「もう耐えられなかった」
マドンナはイギリスのポッドキャスター、ジェイ・シェティの番組『On Purpose with Jay Shetty』に出演し、約2時間にわたるインタビューで人生の暗黒期を振り返った。
2008年に映画監督ガイ・リッチーと離婚した後、2016年に息子ロッコが16歳になった際、親権を巡る複雑な争いがあったという。ロッコは母のツアー中に母の元を離れ、父のロンドンの自宅に移ったと報じられている。
マドンナは、「人生で、自分の腕を切り落としたくなる瞬間があった…実際に自殺を考えたこともある」と述べ、最も苦しかった理由について「息子の親権争いの時は、木を見て森を見ず、の状態だった」と告白した。
さらに「結婚がうまくいかなくても、結婚がうまくいく人の方が少ないと思うけども、自分の子どもを奪おうとする人に対して、それは命を奪われるのと同じくらい辛かった」と続けた。
当時ツアー中のマドンナは「楽屋の床に寝転がって泣くこともあった。毎晩ステージに立たなければならず、世界の終わりのように感じた」と振り返る。
スピリチュアルな支えがもたらした回復
マドンナは現在、息子ロッコと「本当に良い友人関係」にあるという。当時は見えなかったが、「信仰や内面的な支え」があったことで困難を乗り越えられたと述べた。「神に感謝している。スピリチュアルな支えがあったからこそ、耐えられた」と語る。
また、疎遠だった兄クリストファー・チコーネとの関係についても語った。チコーネは昨年、喉頭がんで亡くなった。マドンナは「最大の敵だと思っていた人を許す方法を見つけることが大切」と述べ、長い間、彼を憎んでいたことを明かす。
「3年間、彼とは話さなかった。病気になった彼から『助けが必要だ』と連絡があり、『敵を助けるのか?』と考えた瞬間もあったけど、結局助けの手を差し伸べた。その結果、自分の肩の荷を下ろすことができた。手を取り合い、『愛している、あなたを許す』と言えたことは本当に重要だった」と振り返る。
彼女はチコーネへの追悼曲も書いたという。「恨みや憎しみ、誰かに苦しんでほしいと思うことは、毒や癌のようなものだ」と告白した。
成功の背景にある信仰とスピリチュアルな学び
マドンナは、自身の成功の背景に信仰やスピリチュアルな学びがあることも強調した。最近開始したカバラ教師アイタン・ヤルデニとの講座『The Mystical Studies of the Zohar』についても言及し、「成功するためにはスピリチュアルな生活が必要だ」と述べた。
「成功とは、精神的な支えや信仰を持つことに他ならない。もし精神的な支えがなければ、今の私はここにいなかっただろう」と語った。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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