セックステープ騒動の因縁再燃 キム母娘がレイ・Jを提訴

キム・カーダシアンとその母クリス・ジェンナーが、過去に関係を持った歌手で俳優のレイ・Jを名誉毀損で提訴した。発端は、レイ・Jがライブ配信で、2人が違法な事業に関与しており、まもなく連邦当局により起訴されると示唆したことにある。
全13ページの訴状は、現地時間10月1日(水)にロサンゼルス郡高等裁判所に提出された。歌手・ソングライターのレイ・J(本名レイ・ノーウッド・ジュニア)は先週の配信で、リアリティ番組で知られる母娘に関するRICO法(組織犯罪対策法)案件で検察と協力していると主張した。“モムジャー(母兼マネージャー)”と呼ばれるジェンナーが「驚異的な成功を収めたビジネス」と表現する一連のビジネスにより、カーダシアン=ジェンナー一家の純資産は総額20億ドル(約2,952億円※)超と推定されている。
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現地時間10月1日(水)に米『ハリウッド・リポーター』が入手した訴状によれば、母娘は、ノーウッドが長年にわたり自分たちへの“中傷的発言や攻撃”を続けてきたと主張している。ただし、最近繰り返している「連邦のRICO(組織犯罪)捜査に関与している」との言説は一線を越えており、2人のキャリアと評判を傷つけ得るとしている。
キム・カーダシアンとノーウッドは1990年代に交際しており、当時流出したセックステープがカーダシアンの名を世に広めた、と訴状は経緯を説明。原告側代理人は、被告の動機の核心はそこにあると述べている。
訴状には、Tubiで配信された、米メディア『TMZ』によるショーン“ディディ”コムズに関するドキュメンタリーの一場面も引用されている。そこでレイ・Jは「もしカーダシアン一家が恐喝で起訴されたと聞いたら、信じるかもしれない」と語っていたという(コムズはこの夏、連邦のRICO容疑を退けた)。
訴状は、この発言は「母娘が捜査対象になっている」という印象を“植え付ける”狙いだったと指摘。さらに9月24日のクリシアン・ロック(米ラッパー)とのライブ配信で、レイ・Jが同趣旨の主張を重ねたとする。
「連邦当局が来る。どうしようもない。ディディよりひどい」とノーウッドは配信で述べた。
訴状は、この主張を裏付ける証拠は一切示されていないと強調している。原告側は「そのような連邦捜査は存在せず、いかなる法執行機関もカーダシアン氏またはジェンナー氏に対して恐喝に関する刑事手続きや捜査を開始していない。そして、この扇情的な主張を支える信頼に足る証拠はまったく存在しない」と記している。
両者が法廷をめぐって火花を散らすのは今回が初めてではない。2022年には、ジェンナーが『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』で、娘のセックステープ流出に関与していないとポリグラフ(嘘発見器)検査で否定したことを受け、レイ・Jがジェンナーを訴えると脅した経緯がある。
なお、膨大なコンテンツを発信してきた2人だが、両名が名誉毀損で訴えを起こすのは今回が初めてだという。原告側は、レイ・Jの主張が虚偽かつ重大であり、「やむを得ず提訴に踏み切った」としている。
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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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