レオナルド・ディカプリオ、最新作でTikTokデビュー|『ワン・バトル・アフター・アナザー』宣伝でバイラルヒット

『ワン・バトル・アフター・アナザー』プレミアにて、レオナルド・ディカプリオ
『ワン・バトル・アフター・アナザー』プレミアにて、レオナルド・ディカプリオ 写真:STUART C. WILSON/GETTY IMAGES
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ディカプリオがTikTokに登場

ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、映画だけでなくその宣伝キャンペーンでも注目を集めている。レオナルド・ディカプリオがTikTokに登場し、共演者たちと共にバイラル動画を披露したのだ。

ディカプリオは通常、プライベートを優先しメディア露出を最小限にすることで知られる。だが今回、彼はTikTok動画出演、トラビス&ジェイソン・ケルシー兄弟のポッドキャスト『New Heights』出演、ジミー・ファロンの『ザ・トゥナイト・ショー』にも登場と、現代的なプロモーション戦略に積極的に参加した。

TikTokでは、ディカプリオが共演のチェイス・インフィニティに劇場内で追いかけられる動画や、ベニチオ・デル・トロと共にチケット会社「Fandango」でチケット購入を勧めるコミカルなクリップが公開され、話題を呼んでいる。さらに、ニッキー・ミナージュとの楽曲をBGMに自らの役名“ボブ”を自虐的にいじる場面も。

@warnerbros Leonardo DiCaprio 🤝 Bob Ferguson Get your tickets to see #OneBattleMovie ♬ original sound – Warner Bros.
(左から)デル・トロ、インフィニティ、ディカプリオ、テイラー、ペン 2025年9月のロンドンプレミアにて
(左から)デル・トロ、インフィニティ、ディカプリオ、テイラー、ペン 2025年9月のロンドンプレミアにて 写真:JOE MAHER/GETTY IMAGES

映画のストーリーとキャスト

本作はトマス・ピンチョンの小説『ヴァインランド』に着想を得た作品。かつて革命家だったボブ(演:ディカプリオ)とペルフィディア(演:テヤナ・テイラー)が残した過去が、娘ウィラ(演:チェイス・インフィニティ)を危険にさらす。

ウィラを狙うのは、過去の隠蔽を目論む白人至上主義者でかつての敵、ロックジョー大佐(演:ショーン・ペン)。16年前に姿を消したペルフィディアに代わり、疲れ切った父ボブは娘を守るため、革命仲間のセンセイ(演:デル・トロ)やディアンドラ(演:レジーナ・ホール)と共闘する。

シリアスなテーマを扱いながらも、ディカプリオの演技には、どたばた喜劇的なユーモアもあり、マーケティングチームはその軽妙さを活かしてSNS戦略を展開したという。

@warnerbros Oh sh!t we're on fortnite! Play the #OneBattle ♬ original sound – Warner Bros.

興収と批評も絶好調

ワーナー・ブラザース ピクチャーズのマーケティング部門トップ、ダナ・ヌスバウムは「観客の動きに合わせて戦略を変えることが大切」とコメント。実際、公開初週末に北米で2,240万ドル(約33億円)、海外で2,600万ドル(約38億円)を稼ぎ、世界興収は約5,000万ドル(約73億円)に到達。公開1週間で6,640万ドル(約97億円)を突破し、ポール・トーマス・アンダーソン作品として史上最大のオープニングを記録した。

ディカプリオがTikTokでバイラルヒットを飛ばす姿は誰も想像しなかったが、その戦略は見事に功を奏している。

@warnerbros #OneBattleAfterAnother ♬ original sound – Warner Bros.

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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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