『ブラックフォン 2』が2650万ドルの初動興行収入にてトップの快挙【全米最新興行収入ランキング】

(from left) The Grabber (Ethan Hawke) and Gwen (Madeleine McGraw) in Black Phone 2, directed by Scott Derrickson.
『ブラックフォン 2』より 写真:Robin Cymbaly/Universal Pictures/Blumhouse
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先週金曜日に封切られた『ブラックフォン 2』が全米で2650万ドル(約39億9500万円)の初動興行収入を記録した。(日本での公開は11月21日)また、同作は米国外でも1550万ドル(約23億3600万円)の初動興行収入を記録し、初週の興行収入総額は4200万ドル(約63億3200万円)となった。

『ブラックフォン 2』の制作費が3000万ドル(45億2300万円)であることを考慮すると、これは大成功だ。なお、制作会社のブラムハウスは今年、『M3GAN/ミーガン 2.0』が不発だっただけに、関係者も胸を撫で下ろしていることだろう。

ちなみに、『ブラックフォン 2』はヒスパニック系にウケがよかったそうだ。実に、統計調査によれば観客の39%がヒスパニック系であった上に、メキシコで430万ドルの興行収入を記録したという。これは米国外の市場ではトップの額で、ホラー作品としては異例のケースである。

なお、ランキング2位につけたのは『トロン:アレス』だ。同作は公開から10日間、北米で5460万ドル(約82億3100万円)の興行収入総額を記録したかと思いきや、2週目には1110万ドル(約16億7300万円)と急ブレーキがかかった。同作は制作に1億8000万ドル(約271億円)を費やしているだけに、このパフォーマンスはやや物足りない。

ランキング第3位につけたのはアジズ・アンサリが監督を務めた『グッド・フォーチュン(原題)』だ。同作は全米で620万ドル(約9億3500万円)の初動興行収入を記録した。この数字はキアヌ・リーブスセス・ローゲンら豪華キャストが出演していることを踏まえると、少し寂しい。

そして4位につけた『ワン・バトル・アフター・アナザー』は4週目に突入してなお堅調だ。同作は今週、北米で400万ドル(約6億300万円)の興行収入を記録している。これで同作の全世界における興行収入総額は1億6250万ドル(約245億円)に到達した。

5位につけたのは『Roofman』だ。同作は実話に基づいたクライム・スリラーで、チャニング・テイタムキルスティン・ダンストがW主演を務める。2周目に突入した同作は全米で370万ドル(約5億5800万円)を記録している。

また、想定外の苦戦となっているのがルカ・グァダニーノ監督の『After the Hunt』だ。同作は2週目に入って上映劇場数を大幅に増やしたにも関わらず、160万ドル(約2億4100万円)の全米興行収入で9位に留まった。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事(英語)はこちら

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