【単独インタビュー】映画『アフター・ザ・ハント』アンドリュー・ガーフィールド&アイオウ・エディバリーにインタビュー! 「日本大好きオタクなんだよ!」 作品の核心と日本文化へのリスペクトを熱く語る 

アイオウ・エディバリーと、アンドリュー・ガーフィールド
アイオウ・エディバリーと、アンドリュー・ガーフィールド © Amazon MGM Studios
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11月20日(木)よりPrime Videoで独占配信開始となる映画『アフター・ザ・ハント』に出演する、人気俳優のアンドリュー・ガーフィールドと、アイオウ・エディバリーに単独インタビューを実施した。

映画『アフター・ザ・ハント』は、ルカ・グァダニーノ監督の新作スリラー。大学教授のアルマ・オルソン(演:ジュリア・ロバーツ)が、教え子のマギー(演:アイオウ・エディバリー)から、親友で同僚のハンク(演:アンドリュー・ガーフィールド)のセクハラ告発を受けることから始まる。

事件は学内を巻き込み、3人の人生を揺るがしていくが、映画は最後まで「ハンクが本当に有罪なのか」「マギーが嘘をついているのか」を明かさない。さらにアルマは、表に出ることのなかった過去と向き合うことになり、自身の秘密が暴かれる危機に直面する心理スリラーとなっている。

今回ハリウッドリポーター・ジャパンは、アンドリュー・ガーフィールドとアイオウ・エディバリーに、オンラインで単独インタビューを実施。作品の核心に迫る撮影秘話から、ルカ監督の演出哲学、そして2人の止まらない日本愛トークまで、熱く語ってくれた。

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ーーーこの作品では真実の曖昧さやバックラッシュが描かれますが、自分の役を「被害者」と「加害者」の狭間でどう捉え、どのようにアプローチしましたか。

アンドリュー:以前セラピストに言われた言葉を思い出します。「人間関係の三角形」という考え方で、自分や他人を「被害者」「加害者」「ヒーロー」のどれかに当てはめてしまうというものです。でも、そういう関係性にいる限り、白か黒かで単純化してしまっていて、“グレーな現実”にはいない。物事をシンプルにしすぎてしまうんですね。この考え方をこの作品に当てはめると、すごく興味深いと思いました。観客の多くもその曖昧さに戸惑うと思います。なぜなら、多くの人にとっては「正しいか、間違っているか」がすごく明確だからです。

アイオウ:そう、誰がどの立場なのか、「被害者」「加害者」「ヒーロー」という3つの型のどこに当てはまるのかってことですよね。でも、この映画は本当に“グレー”の中で展開するんです。そこが、すごく不安をかき立てる部分でもあります。作品が決してどちらかを選ばず、観客の代わりに答えを出してくれない。ルカ・グァダニーノ監督は本当にすばらしい仕事をされたと思います。彼はまるでジェダイみたい!気づいたときには、いつの間にか導かれているんです。彼はいつも言うんです、「それを“正しい or 間違い”の二元的な視点で捉えないで」と。どんな時でも最も人間らしく、最も真実で、最も混沌とした状態を目指すように導いてくれるんです。

映画『アフター・ザ・ハント』 © 2025 Amazon Content Services LLC. All Rights Reserved.
映画『アフター・ザ・ハント』 © Amazon MGM Studios
映画『アフター・ザ・ハント』 アイオウ・エディバリー © 2025 Amazon Content Services LLC. All Rights Reserved.
映画『アフター・ザ・ハント』 アイオウ・エディバリー © Amazon MGM Studios
映画『アフター・ザ・ハント』 アンドリュー・ガーフィールド © 2025 Amazon Content Services LLC. All Rights Reserved.
映画『アフター・ザ・ハント』 アンドリュー・ガーフィールド © Amazon MGM Studios

ーーー非常にシリアスな内容ですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?緊張感の中でも、共演者同士で支え合いや笑いがあった場面はありましたか。

アイオウ:もちろんありました。ジュリア(・ロバーツ)とも話していたんですが、みんな自然にすごく良いリズムで打ち解けたんです。誰かが集中したい時は空気で察してスペースを作るし、リラックスしたい時は一緒に話したり笑ったり。全体がすごく自然に流れていました。長い撮影日もありました。例えば、最初のパーティーのシーンは、みんなで現場でゆっくり過ごしているような感じでした。一方で、もっとハードで感情的な日もあって、そういう時は静かに寄り添う。お互いに干渉しすぎず、でも近くにいることで支え合っていました。

左からアイオウ・エディバリー、ジュリア・ロバーツ、ルカ・グァダニーノ監督 映画『アフター・ザ・ハント』 © 2025 Amazon Content Services LLC. All Rights Reserved.
左からアイオウ・エディバリー、ジュリア・ロバーツ、ルカ・グァダニーノ監督 映画『アフター・ザ・ハント』 © Amazon MGM Studios
アンドリュー・ガーフィールドとジュリア・ロバーツ 映画『アフター・ザ・ハント』 © 2025 Amazon Content Services LLC. All Rights Reserved.
アンドリュー・ガーフィールドとジュリア・ロバーツ 映画『アフター・ザ・ハント』 © Amazon MGM Studios

ーーー最後に、日本の観客と日本のファンへメッセージをお願いします。

アンドリュー:僕たち、ウィーブ(日本大好きオタク)って呼ばれるのかも!いや、僕は完全にウィーブだよ!日本が本当に大好きなんです。実は最近、僕は京都に3週間滞在していました。

アイオウ:私は東京で2週間、撮影していたばかりなんです。

アンドリュー:そう、僕たちは2人とも日本が大好きなんです。国の歴史、伝統、職人技、風景、そして人々の美しい礼儀作法。例えば、誰かを見送る時に、角を曲がって姿が見えなくなるまで手を振るあの優しさ。あれは本当に美しい文化だと思います。

アイオウ:たくさんの愛を込めて。私たちの映画を観てくださってありがとうございます。この挑戦的で少しざらついた小さな映画を応援してもらえて嬉しいです。日本には、黒澤明監督や小津安二郎監督など、深くて美しい人間ドラマの伝統がありますよね。ルカ監督も日本映画の大ファンなんです。たくさんの愛を送ります!(日本語で)ありがとうございます!

アンドリュー:ありがとうございます!

【動画】『アフター・ザ・ハント』 OFFICIAL本予告|プライムビデオ

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作品情報

『アフター・ザ・ハント』
11月20日(木)よりPrime Videoで独占配信開始
© Amazon MGM Studios
『アフター・ザ・ハント』 11月20日(木)よりPrime Videoで独占配信開始 © Amazon MGM Studios

『アフター・ザ・ハント』

11月20日(木)よりPrime Videoで独占配信開始

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