2026年グラミー賞候補が発表|ザ・ウィークエンド、アレックス・ウォーレンらがまさかの選外に

The Weeknd and Alex Warren
ザ・ウィークエンドとアレックス・ウォーレン 写真:Getty Images
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2026年グラミー賞候補が発表:驚きの面々が選外に

レコーディング・アカデミーが2026年グラミー賞の候補を発表した。今年度の候補にはバッド・バニーケンドリック・ラマーレディー・ガガサブリナ・カーペンタージャスティン・ビーバーなど、錚々たる面々が順当に名を連ねた。その一方、大物アーティストが選外となるサプライズも起こった。

まず、なんといってもザ・ウィークエンドの選外には驚きの声が上がった。下馬評にて彼の最新アルバム『Hurry Up Tomorrow』、そして同アルバムに収録されたプレイボーイ・カーティとのコラボ「Timeless」はそれぞれ最優秀アルバム、最優秀楽曲賞の有力候補と目されていた。それだけに、この結果は意外である。

ザ・ウィークエンドは2021年に自身が選外となったことを巡ってグラミー賞の選考過程を「腐敗している」と公に批判したことで話題を集めていた。その批判の矛先となったレコーディング・アカデミーが、グラミーは「現在と未来における音楽界全体を反映したもの」となるよう努力するとコメントを発する事態となったことも記憶に新しい。

また、アレックス・ウォーレンが最優秀楽曲賞候補から漏れたことも驚きを集めた。彼の楽曲「Ordinary」はビルボードのホット100チャートにて10週連続首位に輝いている。なお、ウォーレンは最優秀新人部門には選出されているため、そちらに期待したい。

さらに、最新アルバム『Virgin』にて4年ぶりの復活を果たしたロードも選外となった。他に、今年ブレイクを果たしたテイト・マクレーも、最優秀ダンス・ポップ楽曲賞の1部門のみでのノミネートと寂しい結果となっている。

意外なあの人がノミネート:サプライズづくしの2026年グラミー賞

その一方、ノミネートされた面々にも驚きの声が少なくなかった。例えば、ティモシー・シャラメは最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞にノミネートされている。彼の『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)におけるパフォーマンスが評価された形だ。他にも、映画音楽ではアリアナ・グランデシンシア・エリヴォとのデュエット曲「Defying Gravity」(『ウィキッド ふたりの魔女』サウンドトラックより)にて最優秀ポップ・デュオ/グループ楽曲賞にノミネートされている。

また、タイラー・ザ・クリエイターの最新アルバム『Don’t Tap the Glass』が最優秀ラップ・アルバム賞ではなく最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞にノミネートされたことも話題を集めた。同部門はロック系のアーティストに占められるのが通例だが、タイラーのノミネートはラップに留まらない彼の多才さを物語る成果といえよう。

そして、一番のサプライズといっても過言でないのが気鋭のロックバンド「Turnstile」のノミネートだ。ボルチモア出身の5人組がリリースしたアルバム『Never Enough』は5部門にノミネートされる快挙を成し遂げた。

果たして、誰が栄冠を手にすることとなるのだろうか。授賞式は来年の2月1日(現地時間)に開催される。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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