タートルズ実写版、10年ぶりに再起動へ『ワイルド・スピード』のモリッツがプロデュースか
パラマウント・ピクチャーズが、『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)』の実写映画シリーズを本格的に再起動させる動きを見せている。『ワイルド・スピード』や映画『ソニック・ザ・ムービー』シリーズを手がけた大ヒットメーカー、ニール・H・モリッツがプロデュース交渉中だという。
スタジオは現在、自社が完全に権利を所有する稀少なIPとしてTMNTを再強化する方針を進めており、今回の企画はその中心プロジェクトとなる。
“ソニック化”を目指すタートルズ新作

複数の関係者によると、パラマウントはTMNTを“ソニック化(Sonic-fy)”することを目標に掲げているという。
映画『ソニック』シリーズは、実写×CGハイブリッドで全世代向け大ヒット作となり、累計10億ドル超を稼ぐ同社最大級のフランチャイズに成長。これを手がけたモリッツを起用することで、タートルズも同様の成功モデルに乗せたい狙いがある。
「“ソニックを作りたいなら、ソニックを作った男に頼むべきだ”」と内部関係者は語っている。
アニメ路線から再び“実写”へ舵切り
タートルズの実写映画は2010年代半ばを最後にストップしており、その後はアニメに軸足を移していた。
2023年の劇場アニメ『ミュータント・メイヘム』は批評家から高い評価を獲得したものの、近年パラマウントはテレビシリーズ『Tales of the Teenage Mutant Ninja Turtles』を制作途中で中止するなど、IP戦略の見直しを加速させている。
さらに、R指定実写企画として進んでいた『The Last Ronin』も一旦棚上げとなり、スタジオは全世代向けの大型フランチャイズとして再構築する方針に。
一方で、『ミュータント・メイヘム』の続編は2027年9月17日に全米公開予定で、企画は継続している。
製作はオリジナル・フィルムズ
モリッツと共に、彼の制作会社オリジナル・フィルムズのトビー・アッシャーもプロデュースに参加予定。
脚本は『FARGO/ファーゴ』シーズン4を手がけたエンゾ・ミレティ&スコット・ウィルソンのコンビが担当し、監督には『デッドプール&ウルヴァリン』の編集を務めたシェーン・リードが起用される。
再び“実写タートルズ”が躍動するのは果たしていつになるのか。続報が待たれる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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