永瀬廉&吉川愛ダブル主演、累計580万部突破の『鬼の花嫁』実写映画化決定! 禁断の和風ラブストーリーがついにスクリーンへ! 来年3月公開
小説、電子版を含むコミックのシリーズ累計発行部数が580万部を超える「鬼の花嫁」が、King&Princeの永瀬廉、俳優の吉川愛のダブル主演で実写映画化されることが決まった。
あやかしと人間が共存する世界が舞台という異色の設定ながら、あやかしの頂点に立つ鬼一族の次期当主・鬼龍院玲夜(きりゅういんれいや)が、人間の女子大生を東雲柚子(しののめゆず)を花嫁と見初め、生涯をかけて守り抜く王道のラブストーリー。2020年にクレハによる小説が刊行され、翌21年から富樫じゅん作画によるコミカライズがスタート。「コミックシーモア年間ランキング2022・2023」少女コミック編で2年連続1位を獲得するなど数多くの賞に輝いた。
【動画】映画『鬼の花嫁』特報【2026.3.27(fri)公開】
鬼龍院は優れた容姿と能力で人々を魅了し、崇高なカリスマ性を持つという役どころ。永瀬は、「こんなにも真っすぐなラブストーリーで主演を務めるのは初めてです。出演が決まった時は少し緊張もありましたが、玲夜という役をいただけたことがとてもうれしかった」と回想。撮影を終え、「特異な設定がどのように描かれていくのか、仕上がりを今から楽しみにしています。2人の恋模様や関係性の変化はもちろん、衣装、メイク、美術、ロケーションの全てが『鬼の花嫁』の世界観に没入できるすてきな作品になっていると思います」と確信している。

対するヒロインの吉川は、「脚本をいただき、あやかしがいるのが当たり前というちょっと不思議な世界がどのように描かれるのだろう、衣装はどのようなものになるのだろうと楽しみが積み重なっていきました」という。「柚子ちゃんは自分にはないはかなさを持っているので、それを表現し伝えていくか日々模索していました。悲しい境遇を持ちながらも家族思いで芯の強い部分も併せ持つ子なので、その両面を監督と丁寧に話し合いながら演じていました」と撮影を振り返った。

メガホンを執ったのは『君は放課後インソムニア』(2023)、『九龍ジェネリックロマンス』(2025)などを手掛けた池田千尋監督。「運命とはなんなのか。世界は自分の力ではどうにもならないことばかりだけれど、その全てを引き受けられたなら自分のものと思えたなら。その願いに向かって撮影を進めていました。永瀬くん、吉川さんのひたむきさに支えられ、向き合い心を交わした感触が今も残り続けていて、2人の刻んだ時間をどれだけ昇華できるか、楽しみながら編集を進めています」と手応えのほどをコメントした。
クレハは、「実写化のお話を聞いた時には信じられずうまく言葉になりませんでした。『鬼の花嫁』の世界がより深まっていくのを感じてうれしく思います」と感激。富樫氏も、「実写映画化という素晴らしい機会をいただき、これまでこの作品を支えてくださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。すてきなお2人の演技に注目です。新しい『鬼の花嫁』の世界がどのようにスクリーンに映し出されるのか、今からとても楽しみです」と期待している。
『鬼の花嫁』は、2026年3月27日に全国で公開される。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan特派員 鈴木元
