人気ドラマ『ザ・ボーイズ』のカール・アーバンとジャック・クエイドが登場！家族のような絆に会場が大歓声！さらに役作りの裏側を語る【東京コミコン2025】

12月5日（金）～12月7日（日）までの3日間、幕張メッセ（千葉市美浜区）にて「東京コミックコンベンション2025」（以下、「東京コミコン2025」）が開催。2日目のステージには、人気ドラマ『ザ・ボーイズ』で共演しているカール・アーバンと、ジャック・クエイドが登場し、作品への思いや撮影秘話、来日への喜びを語った。

カール・アーバンと、ジャック・クエイド　写真：The Hollywood Reporter Japan

自分が楽しめていれば、観客にもそれが伝わる

まず、演じるうえで大切にしていることについて聞かれたカール・アーバンは「僕にとっては演じることを楽しむというのが大切なんです。自分が楽しんでいれば、観客のみなさんにもその楽しさが伝わると思うからです」と語った。

これに対してジャック・クエイドはヒューイというキャラクターについて「ヒューイを演じる際に大事にしているのは、カールが言ったことと少し逆で、ヒューイ本人が楽しんでいない時ほど、視聴者は彼を見るのが楽しくなるという点です。ヒューイは本当にいろいろな目に遭ってきました。『ザ・ボーイズ』はとんでもなくクレイジーな世界なので、僕はその狂気に一番リアルに反応する役割なんです。普通の人なら血や暴力、めちゃくちゃな超能力を目の前にした時どう反応するか──それを誠実に演じることを心がけています」と明かした。

さらにジャックは、共演者たちとの関係についても言及。「この作品に携わる仲間たちは、もう家族のような存在です。仕事を一緒にしているだけではなく、人生の友達にもなっている。本当に恵まれていると思います」と、共演者たちとの絆を明かした。

カール・アーバン　写真：The Hollywood Reporter Japan

ジャック・クエイド　写真：The Hollywood Reporter Japan

『ザ・ボーイズ』が世界中で愛され続ける理由

観客から寄せられた最も多かった質問として、司会者が「なぜ『ザ・ボーイズ』はこんなにも愛されているのか？」と問いかけると、カールは「理由はいくつもあると思います。まず、視聴者が登場人物と一緒に過ごす時間を楽しんでいるということ。ショッキングな展開や壮絶なスペクタクルがこの作品に引き込む入口だとしたら、人間ドラマやキャラクター同士の関係性こそが、視聴者を物語に留める核心なんです」とコメント。

これにジャックも賛同し、「僕は根っからのスーパーヒーローオタクで、子どもの頃からコミックを読み続けてきましたが、『ザ・ボーイズ』ほどスーパーヒーロー像を完全にひっくり返した作品はありません。ヒーロー作品を観るときに当たり前だと思っていたことを壊して、新しい視点を提示する。それが視聴者に刺さっているのだと思います」と、その魅力を明かした。

もしスーパーパワーを持てるとしたら？

続いて「もしヒーローの力をひとつ得られるとしたら？」という質問がジャックに向けられた。「僕はいつも“ナイトクローラーのテレポーテーション”だと言っています。じつは飛行機が苦手なので、どこへでも瞬間移動できたら最高です」と、明かした。

カール・アーバン、映画『モータルコンバット』を語る

カールはさらに、人気格闘ゲームの実写映画『モータルコンバット』について、興奮気味に語った。「まず『モータルコンバット』ファンのみなさん、そして今まで観たことがない人にも伝えたい。この映画は本当にジェットコースターのような最高のエンターテインメントです。映画として大きくスケールアップしていて、アクションはシリーズ史上最高と言っていいほど。僕が演じるジョニー・ケージは、落ちぶれた元アクションスターで、武術の腕もすっかり鈍ってしまっている。そんな彼のもとに、レイデンとソニアが現れ、『モータルコンバットに参加して地球を守れ』と告げる──そこから物語が動き出します。本当に楽しんでもらえる作品です」と熱弁した。

ジャックが語る初めての日本「夢が叶った」

ステージ後半では、日本の印象について聞かれたジャックが、感激した様子でこう答えた。「みなさん本当に最高です。昨日お会いしたときから、ずっと優しくて温かい。本当に感動しています。日本に来るのはずっと夢でしたが、初めての来日がこんなに特別になるなんて…絶対また戻ってきます！」とよろこびを語ると、今回の旅の予定について「数日後に小島秀夫さんに会う予定なんです。本当に楽しみ。ずっと会いたかった方なので。それから京都にも行くし、温泉にも入る予定です。ずっと日本でやりたかったことが全部叶いそうで、とてもワクワクしています」と明かした。

【動画】『ザ・ボーイズシーズン4』本予告動画