クロエ・ジャオ監督最新作『ハムネット』2026年4月10日公開決定！ゴールデングローブ賞6部門ノミネートの話題作
▼アカデミー賞®監督が描くシェイクスピア家の愛と喪失の物語
『ノマドランド』で第93回アカデミー賞®作品賞・監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督の最新作『ハムネット』が、2026年4月10日（金）に日本公開されることが決定した。本作は第50回トロント国際映画祭で観客賞（最高賞）を受賞し、米国時間12月8日に発表された第83回ゴールデングローブ賞では作品賞（ドラマ部門）、監督賞、主演女優賞（ドラマ部門）を含む6部門にノミネートされるなど、早くも2026年の映画賞レースを席巻する勢いを見せている。
▼世界が喝采した小説の映画化、製作にはスピルバーグも参加
『ハムネット』は、2020年に発表され英女性小説賞、全米批評家協会賞を受賞したマギー・オファーレル著の同名小説の実写化作品。製作には巨匠スティーヴン・スピルバーグと、『1917 命をかけた伝令』や『007 スカイフォール』などで知られるサム・メンデスが名を連ね、脚本はクロエ・ジャオ監督自身と原作者マギー・オファーレルが共同で執筆している。音楽を担当するのは、ドラマ『ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル』で知られる作曲家マックス・リヒターだ。
▼シェイクスピアの妻アグネスを主人公にした新たな視点
舞台は16世紀イギリスの小さな村――物語の主人公は、劇作家ウィリアム・シェイクスピアではなく、その妻アグネス・シェイクスピア。森を愛し、薬草の知識に優れ、不思議な力を宿した女性アグネスと、劇作家としてロンドンで活動する夫ウィリアム、そして3人の子どもたちの日々が描かれる。
単身でロンドンへ向かった夫を尊重し、父親不在の中で子どもたちを守り奮闘するアグネス。しかし、ある時一家に大きな不幸が降りかかる。その喪失がどのように家族を変え、そしてシェイクスピアの創作にどのような影響を与えたのか。『ハムネット』は歴史上の偉大な劇作家の背後にいた女性の物語を通じて、愛と喪失、そして芸術の誕生を描き出す。
▼ゴールデングローブ賞6部門ノミネート、アカデミー賞®前哨戦を制するか
第83回ゴールデングローブ賞では、作品賞（ドラマ部門）、監督賞にクロエ・ジャオ、主演女優賞（ドラマ部門）にジェシー・バックリー、助演男優賞（ドラマ部門）にポール・メスカル、脚本賞にクロエ・ジャオとマギー・オファーレル、作曲賞にマックス・リヒターと、計6部門でのノミネートを果たした。受賞発表は2026年1月12日（月）日本時間に行われる予定で、アカデミー賞®の前哨戦として大きな注目を集めている。
▼実力派キャストが集結、J・バックリーとP・メスカルが夫婦役で共演
アグネス・シェイクスピアを演じるのは、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』で高い評価を受けたジェシー・バックリー。そしてウィリアム・シェイクスピアを演じるのは、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で主演を務めたポール・メスカル。ともにアカデミー賞へのノミネート歴を誇り、いま最も勢いのある俳優ふたりの化学反応に注目だ。
映画『ハムネット』は、2026年4月10日（金）に公開。
＜映画『ハムネット』作品情報＞
- 監督・製作総指揮：クロエ・ジャオ
- 脚本：マギー・オファーレル、クロエ・ジャオ
- 製作：スティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデス
- 出演：ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン
2025年／イギリス／126分／カラー／英語／原題：HAMNET／日本語字幕翻訳︓風間綾平／日本語字幕監修︓河合祥一郎／映倫区分︓G／配給：パルコ ユニバーサル映画 ©2025 FOCUS FEATURES LLC.
記事／和田 萌
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