ホーム » NEWS » ウーナ・チャップリンが『アバター』最新作で新ヴィランに抜てきされた理由

ウーナ・チャップリン、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』で新ヴィランに ジェームズ・キャメロンが語る「決め手」とは

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『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のウーナ・チャップリン 写真:20th Century Studios/Courtesy Everett Collection
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のウーナ・チャップリン 写真:20th Century Studios/Courtesy Everett Collection
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ゲーム・オブ・スローンズ』のタリサ・マイギア役で知られるウーナ・チャップリンが、ジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』で、物語の鍵を握る新ヴィランとなるヴァラン役に抜てきされた。キャメロンは当初、名の知れた3人の映画スターを候補に挙げていたが、最終的にチャップリンを選んだ理由を「オーディションがあまりにも魅惑的だったからだ」と語っている。

ウーナ・チャップリン、シリーズ初のナヴィのヴィラン役に

オーディションの連絡を受けた当時、チャップリンは自ら建てた、キューバのジャングルにあるツリーハウスで暮らしていたという。「ツリーハウスから出ることはあまりない。でも『ジェームズ・キャメロンに会う』と言われたら話は別だった」とチャップリンは振り返る。

チャップリンが演じるのは、獰猛性と官能性を併せ持つアッシュ族のリーダー、ヴァラン。シリーズ初となるナヴィのヴィランとされている。チャップリンはヴァラン役への抜てきについて「人生でもっとも非現実的な瞬間のひとつだった。キャメロンは伝説的な監督でありながら、一緒に遊ぶ子どものような空気を作ってくれた」と語った。

キャメロン「私の直感は、常に役柄をもっとも深く理解している俳優を選ぶ」

一方、キャメロンはヴァラン役のオーディションについて「ヴァラン役には、ほかにもぜひ一緒に仕事がしたいと思っていた俳優が3人いた。全員映画スターで、すばらしい俳優だった。しかしチャップリンには、強く惹きつけられる何かがあった。ヴァランは、セクシュアリティと圧倒的な支配性、そして強烈な怒りが混ざり合う複雑な役柄だが、チャップリンはそれらの要素を自在に行き来しながら表現できていた」と語った。

つづけて、キャメロンは「ほかの候補者も本当にすばらしい俳優たちだった。いま思えば、だれを起用しても成立したと思う。ただ私の直感は、常にそのキャラクターをもっとも深く理解している俳優を選ぶように働くのだ」と付け加えた。

実際、完成した映画に対する初期レビューでは、チャップリンの演技が、「シリーズに新たな狂気とエネルギーを吹き込んだ」と高く評価されている。

ウーナ・チャップリン、母としての時間を経て再び俳優へ

撮影はマンハッタンビーチ・スタジオで行われたが、チャップリンがもっとも驚いたのは、キャメロンの俳優への関与の深さだったという。「キャメロンは肉体的にも精神的にも、そしてスピリチュアルな意味でも、すべての瞬間に完全に入り込んでいる。俳優と同じ空間に立ち、徹底的に話し合い、シーンの核心に迫ろうとする監督だ」と語っている。

また、チャップリンは、ロサンゼルスで行われたプレミアで自身の演技を初めて鑑賞し、デジタルメイクが施されたキャラクターのリアルさにも驚いたという。「デジタルメイクに覆われていても、本質的には私そのもの。スタントダブルが演じていても、動きの“魂”がちがうから、すぐに分かる」と語った。

ウーナ・チャップリンは、ハリウッドの伝説的な俳優であるチャールズ・チャップリンの孫としても知られている。チャップリンはここ数年、母親業に専念してきたが『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の経験を通して再び演技への意欲が湧いてきたと明かした。

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、2025年12月19日(金)より日米同時公開。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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