社交ダンスの世界描くNetflix映画『10DANCE』配信記念イベント、竹内涼真「世界に飛んでけーという感じ」
俳優の竹内涼真と町田啓太がダブル主演を務めるNetflix映画『10DANCE』の配信記念イベントが17日、都内で行われた。
「このBLがやばい!2019」を受賞した井上佐藤氏の同名漫画が原作。社交ダンスの世界を舞台に、ラテン、スタンダードそれぞれの日本王者である鈴木信也と杉木信也が手を組み、両部門の全種目を踊る「10DANCE」の頂点を目指しながら思いを寄せ合う姿を描く。
竹内はダンス未経験で、「絶対に厳しい闘いで、相当なリスクを背負わなければいけない。人生、体の全てを懸けなければ成功しないと、企画書を読んだ瞬間に分かった」と回想。それでも、「僕はリスクフェチなんでしょうね。自分の可能性を信じたくなる節があるので、やりますと言って後に引けなくなった」と苦笑した。

一方の町田はかつてプロのダンサーを目指したことがあり、「あきらめた人間なので、消化しきれなかった思いを、少しは消化できて前を向ける可能性があると思い、最終的には自分のためにやろう」と決断。だが、竹内と互いのパートナー役の土居志央梨、石井杏奈の4人で社交ダンスの大会を見学し、「世界のトップダンサーを見て絶望した。何もかもが違う。ただ、美しさと素晴らしさがあり、何とかやってみようと思った」と前を向いた。
2人は約8年ぶりの共演。竹内は多忙な合間を縫って約1年間、ダンスの練習に打ち込み「大変なことを挙げたらキリがないが、町田くんをはじめ先生方、監督を信じきれた瞬間のサプライズもいっぱいあった。お互いを補いながらつながった思える瞬間が毎日の活力になった」と振り返った。

町田は、竹内のダンスについて「ダンス未経験とは絶対に思えなくて、本当に感動した」と絶賛。さらに、「心、体の距離を縮めるために、恐れずに飛び込んだことで学びがあった。ワクワクする気持ちを止めないことで、前衛的ないいエネルギーを生み出すことができた」と自信のほどを語った。
大友監督は、「凄く難しい題材で、素晴らしい原作に報いるためには、相当な覚悟を決めて取り組まなければいけなかった」と述懐。2人の練習段階からカメラを回し、「2人とも初めてだったが、2ショットになった時に可能性を感じたし、その鮮度が自分にとって刺激を与えてくれる存在だった。練習の時から興奮していた」と称えた。
Netflix映画『10DANCE』は、12月18日から世界独占配信。竹内は、「いよいよかという気持ち。俳優を始めて12年になるが、ここまで心と体がリンクして充実した作品は初めて。(世界に)飛んでけーという感じです」と期待した。


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取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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