ジェシー・バックリー、映画『ハムネット』で主演女優賞候補に アカデミー賞の舞台裏
2026年アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたジェシー・バックリー。
彼女が主演を務めた映画『ハムネット』は、合計8部門でノミネートされ、作品賞をはじめ、監督賞・脚色賞(クロエ・ジャオ)など主要部門で存在感を示した。ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)を受賞しており、今季アワードレースを代表する1本だ。
本作は、シェイクスピア夫妻が息子を失った悲嘆と再生を描く、実質二人芝居の作品で、ジェシー・バックリーはアグネス役を、夫ウィリアム・シェイクスピアをポール・メスカルが演じている。しかし今回、メスカルは助演男優賞にノミネートされず、その点も、アワードレースにおける意外な結果として注目を集めた。
アカデミー賞ノミネート発表直後、ジェシー・バックリーは電話インタビューに応じ、率直な心境を明かした。

「今、車の中で赤ちゃんが泣いているんですけど(笑)」
――今のお気持ちは?
ジェシー・バックリー:後ろで赤ちゃんが大泣きしているんですけど(笑)、本当にうれしいです。素晴らしい女性たちと肩を並べられたこと、『ハムネット』と共にこの場所にいられることを誇りに思います。この上ない光栄です。
「撮影現場は“村”のようだった」
――これまでもアワードキャンペーンを経験されていますが、今回は特にクロエ・ジャオ監督やポール・メスカルらと一緒に過ごす姿が印象的でした。
ジェシー・バックリー:撮影中も、そして今も、私たちは家族のようでした。小さな村みたいな感覚だったんです。
映画を作るということは、まず自分たちの手を離れて、観客に手渡すこと。その反応を感じられるのが、この旅の次の段階だと思っています。(赤ちゃんの泣き声が入って)ごめんなさい、今かなりご機嫌ななめで(笑)。
でも、本当にみんなが大好きです。この物語を彼らと語れたことは、人生の特権でした。観客にしっかり届いていることが、何よりうれしいです。
撮了後の“リアーナ・ダンス”が象徴するもの
――撮影終了後、リアーナの曲に合わせて踊る動画が話題になっています。
ジェシー・バックリー:あれは喜びに満ちた瞬間でした。映画自体はとても感情的なので、あの映像を見ると、私たちがどれだけ心を躍らせながらこの物語を作っていたかが伝わると思います。
旅を終えたことを祝う、最高の時間でした。
ポール・メスカルのノミネート漏れについて
――ポールが今回ノミネートされなかったことについては?
ジェシー・バックリー:彼は本当に素晴らしい。私は彼と一生のパートナーに出会えたと思っています。
アグネスという人物は、ポールなしでは存在しません。私が作り上げたもの、私たちが共に作ったすべては、彼がこの物語に注ぎ込んだものの上に成り立っています。
だから、今回評価されたものは、彼にも等しく属している。彼が個人としてノミネートされたのと同じくらいの価値があると、私は心から思っています。
『ハムネット』予告編
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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