ホーム » MOVIES » 『羊たちの沈黙』バッファロー・ビル役俳優が語る、批判への想い

『羊たちの沈黙』35周年、トランスフォビア批判にバッファロー・ビル役俳優が言及「残念なセリフもあった」

/ /
『羊たちの沈黙』35周年、トランスフォビア批判にバッファロー・ビル役俳優が言及「残念なセリフもあった」
ジョディ・フォスター、『羊たちの沈黙』より 写真:Courtesy of Everett Collection
スポンサーリンク

1991年公開の名作映画『羊たちの沈黙』が35周年を迎え、改めてそのレガシーが議論の的となっている。トランスジェンダー表象をめぐる批判が続くなか、バッファロー・ビル役を演じたテッド・レヴィンが胸中を明かした。

▼『羊たちの沈黙』とは?アカデミー賞“ビッグ5”制覇の衝撃作

羊たちの沈黙 4Kレストア版 [Blu-ray]
引用元:Amazon



■羊たちの沈黙 4Kレストア版

『羊たちの沈黙』は、トマス・ハリスのベストセラー小説を原作に、ジョナサン・デミ監督が手がけたサスペンス。FBI訓練生クラリス(演:ジョディ・フォスター)が、服役中の精神科医ハンニバル・レクター(演:アンソニー・ホプキンス)に助言を求めながら、女性の皮膚を剥ぐ連続殺人犯バッファロー・ビルを追う姿が描かれている。

アカデミー賞では作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚色賞の“ビッグ5”を制した史上3作目となり、ホラー映画として唯一の作品賞受賞作とも言われている。

▼『羊たちの沈黙』は、Amazon Prime Videoでレンタル・購入配信中!

▼バッファロー・ビル役俳優が語る、トランスフォビア批判と複雑なレガシー

しかし近年、バッファロー・ビルの描写がジェンダー規範に当てはまらない人物、あるいはトランスジェンダーと結びつけられる形で受け取られ、トランスコミュニティから批判が上がっている。

■「ゲイやトランスとして演じたわけではない」

テッド・レヴィン、『羊たちの沈黙』より
テッド・レヴィン、『羊たちの沈黙』より 写真:Courtesy of Everett Collection

バッファロー・ビル役のテッド・レヴィンは、現在の心境について、「今振り返ると、あまりうまく時代を超えられていない部分があります。私たちは今、より多くのことを理解していますし、私自身もトランスジェンダーの問題についてずっと学びました。脚本や映画の中には残念なセリフもあります」と率直に告白。

さらに、トランスの人々と関わる中で理解が深まったと明かし、「バッファロー・ビルを悪として描いてしまったのは残念ですし、完全に間違っています」と思いを述べた。

一方で、自身の演技については、「私は、彼をゲイやトランスとして演じたわけではありません。ただ壊れてしまった異性愛者の男性として演じました。それが私のアプローチでした」と明確にした。

▼『羊たちの沈黙』は、U-NEXTで見放題配信中!

U-NEXT

■色あせない影響力…「最高の撮影現場だった」

アンソニー・ヒールド、アンソニー・ホプキンス、『羊たちの沈黙』より
アンソニー・ヒールド、アンソニー・ホプキンス、『羊たちの沈黙』より 写真:Orion Pictures Corp/Courtesy Everett Collection

『羊たちの沈黙』の批判や再評価が進む一方で、テッド・レヴィンの作品そのものへの思いは変わらない。

「ジョナサン・デミ(2017年に73歳で死去)は本当にすばらしい方でした。『羊たちの沈黙』は私にとってかけがえのない経験で、おそらくキャリアの中で最高の撮影現場でした」

公開から35年。『羊たちの沈黙』は映画史に残る名作であると同時に、時代とともに再検証され続ける作品でもある。その功績と課題の両方が、いま改めて語られている。

▼『羊たちの沈黙』は、Huluで見放題配信中!

Hulu | Disney+ セットプラン

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

ザ・ハリウッド・リポーター・ジャパンで最新ニュースをゲット

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿