モデルのエミリー・ラタコウスキーが俳優業から身を引いた理由を赤裸々に告白: 「誰も信用できなかった」

エミリー・ラタコウスキー 写真: ©MICHAEL TRAN/AFP VIA GETTY IMAGES
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6日、モデル・俳優、作家としても活躍するエミリー・ラタコウスキーが米ロサンゼルス・タイムズ誌のインタビューに登場。俳優業を辞めるに至った理由に加え、ハリウッド業界の裏側についても赤裸々に告白した。これまで数々の映画に出演し、ベン・アフレック、エイミー・シューマーやザック・エフロンらと共演経験がある。

2014年の『ゴーン・ガール』でアフレックの愛人役、その後『WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ』でエフロンの相手役を務めた。また、リューベン・オストルンド監督『逆転のトライアングル』のオーディションを受けていたものの、役は昨年急逝したチャールビ・ディーンに渡った。

当時、ラタコウスキーとマネージャーらは“息の長い俳優”であることを証明するため、役をつかみ取ろうと奔走していた。その上で、ラタコウスキーはメディアに向けてこう明かした。「自分を表現する場所として、役者はしっくりこなかった。まるで、人々から品定めされる肉の切れ端みたいな気分。『彼女って胸以外に取り柄あるの?』って感じ」

2020年には“信用できない”という理由で、自身のマネージャー、エージェントらチームをクビに。「『電話応対だってできるし、これからは自分で物事を決めていく。心の底から私のためを思ってくれてる人なんていない。それに、あなたたち全員女性嫌いでしょ』という気持ちでした」と当時の状況を振り返った。

さらに自身のベストセラー本『My Body(原題)』でも、ハリウッドにおける女性の扱いに言及。その中のエッセイで、元夫セバスチャン・ベア=マクラードとWME主催のパーティーへ行った時のエピソードを明かした。“明らかに酔っ払っていた”という元夫のエージェントから「君って、C型肝炎になる前のパメラ・アンダーソンみたい」と言われたという。

「部屋には、たった2年前までハーヴェイ・ワインスタインとホテルで会うように女性クライアントに言っていた男性たちが沢山いた」とエッセイ内で明かした。「夫(当時)がそういった男性と少しでも関りがあるのが嫌だった」(最近の報道によると、ベア=マクラードは複数の女性から性的不品行を訴えられている。)

そしてLAタイムズに「今は男性の意見には全然興味がないんです。だって、それは噓の塊だから。裏切りという意味ではありません。この世界はめちゃくちゃだし、ハリウッドもめちゃくちゃ。それに、どす黒い業界です」と語った。さらに「もちろん、業界人や仕事に理解のある人と一緒になるのは良いことだと思います。でも私には無理そうです。まさにエッセイで伝えようとしたことですが… 私はパーティーですら、大変な思いをしてきました。それでも、自分の一部がそういった世界とつながっているという事実は、もっと辛いですね」と続けた。

現在、ラタコウスキーはポッドキャスト番組『High Low With EmRata』の司会を務めている。毎回ゲストを招いて、フェミニズムからTikTokまで様々なトピックを議論するといった内容だ。

オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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