テイラー・スウィフト、米タイム誌「今年の人」に選出 エンターテイナーとしては史上初

テイラー・スウィフト 写真: ©JOHN MEDINA/GETTY
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テイラー・スウィフトが6日、米誌『タイム』の「今年の人」(パーソン・オブ・ザ・イヤー)に選出された。エンターテイナーとしては史上初の快挙となった。

同誌の編集者、サム・ジェイコブス氏はスウィフトの選出について、以下のように語った。

「これまで選ばれるのは、伝統的な権力の支配者ーそれも男性の政治家などが多かった。しかし、2023年に類まれなる影響を与えた人物は今までとはまったく違う」

「この分断した世界で、スウィフト氏は国境を越え、光の源となる方法を見つけた。今日の地球上で、これほど多くの人々を感動させることができる人物は他にいない」

スウィフトは現在、世界をめぐる「Eras Tour」を行っている。また、タイム誌によると、1位を獲得したアルバムの数はスウィフトが最多だという。

恋人との関係について告白

特集記事の中でスウィフトは、現在進行中のツアー、NFLのスター選手トラヴィス・ケルシーとの関係や、スクーター・ブラウンによる原盤権取得について語った。「スクーターの件では、原盤が悪意のある動機で欲しがっていた人物に売られてしまった」

さらにスウィフトは、ケルシーの最初の試合を見に行った時点で、2人が付き合っていたことを明らかに。そして、注目を集めながらも試合に足を運ぶ理由について「ただトラヴィスを応援するために観戦している」と伝えた。

また、カニエ・ウェストの楽曲『Famous』をめぐるウェストとキム・カーダシアンの主張に対する反応にも言及した。

“人生のどん底”に

「間違いなく、私のキャリアは奪われました…違法に録音された電話にキムが編集を加え、私を嘘つき呼ばわりするために世の中に出したのです。完全にでっち上げです」

「そのせいで、経験したことがないほど心理的に落ち込みました。海外に引っ越し、1年間家から出ませんでした。電話をかけるのも怖くて。もう誰も信用できなかったから、ほとんどの人を遠ざけた。本当に、本当にどん底でした」

学んだ教訓と新たな決意

やがて、直面してきた困難が「Eras Tour」を始めるきっかけとなった。

「きっかけが、私の身に起こった2つの恐ろしい出来事であったことは忘れていない。1つは、世間から締め出され、生活と正気を失いかけたこと。もう1つは、私を憎む人に人生をかけた作品を奪われたこと」

そして、ブラウンは主要な顧客を失い、ウェストは反ユダヤ主義的な発言でスポンサー契約を失ったことについてこう付け加えた。

「この世に永遠はありません。だから、今は一瞬一瞬に感謝するようにしています。1つ学んだことがあります。何が起きても、私は創作を続けること。アートを作り続けるのです。一方で、敵を負かすのに躍起になる無意味さについても学びました。自分のゴミは、自分で始末しないとね」

スウィフトは、自身のSNSでこの栄誉に感謝の意を表し、「今年、そして今に至るまでのすべての年月を振り返っています。何度感謝してもしきれません」と投稿した。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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