ロマン・ポランスキー監督、フランスで名誉毀損裁判始まる
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名誉毀損で起訴された映画監督ロマン・ポランスキーの裁判が5日、フランスで開始する。
ポランスキーは、当時16歳だった80年代に同監督から性的暴行を受けたという英俳優シャーロット・ルイス氏の主張に対し、「悪質なウソ」と2019年のインタビューで語っていた。
ルイス氏の弁護士は、AFP通信に対し「信用を損なわせ、名誉を毀損することは、 “ポランスキー・システム”の不可欠な要素です。ルイス氏は、非常に勇気を持ってまさにそれを糾弾しようとしています」と述べた。
一方で、被告側の弁護士は「ポランスキー氏には、彼を訴えた女性と同様に、公に自己弁護する権利があります」と主張。ポランスキー本人は、出廷しないとみられている。
『ローズマリーの赤ちゃん』や『戦場のピアニスト』といった監督作で知られるポランスキーは、数々の性的暴行疑惑に直面し、40年以上アメリカの司法から逃れている。フランスは強制送還に応じず、スイスとポーランドも裁判のための引き渡しを拒否している。
近年はフランス国内においても、ポランスキーに対する圧力が高まっている。17年には仏セザール賞の審査員長に任命されるも、フェミニスト団体から非難を受け辞退。映画制作は継続しているものの、最近は公の場に姿を現していない。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
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