『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』、興収150億円も見込めるロケットスタート

アニメーション映画『名探偵コナン　100万ドルの五稜星（みちしるべ）』の公開記念舞台挨拶が13日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、高山みなみ、山崎和佳奈、山口勝平、堀川りょう、宮村優子とゲスト声優の大泉洋が登壇した。

12日に全国515館で封切られ、初日だけで観客動員63万人、興行収入9億6000万円を記録し、大泉が「私ら役者にしてみれば映画の興行中に目標とするのが10億円ですから。それをコナンくんは1日でねえ」とうらやむほどの大ヒットスタート。シリーズ最高だった昨年の『名探偵コナン　黒鉄の魚影』（138億8000万円）の112％と、150億円以上が見込める出足だ。

レギュラー声優陣からの「大泉さんのおかげ」の声には、「あまり感じませんよ」と謙そんしたが、うれしさを隠しきれない様子。山口が扮する怪盗キッドのセリフを声マネして「次回作はキッドで狙っていますからね」と宣戦布告した。

だが、原作の青山剛昌氏から担当した北海道警の刑事・川添善久の直筆イラストをサプライズでプレゼントされると「やったー。めちゃくちゃうれしい。やっぱり善久でいいです」とあっさり前言撤回。それでも、「善久のスピンオフを描いてほしい。インターポールに入ってドバイで活躍するというのはどうでしょう」とリクエストすることも忘れなかった。

コナン役の高山は、「舞台挨拶で皆さんの顔を見て、無事に始まったと思う。満足していただいている気がする」と観客に感謝。盛大な拍手を浴び、「いよいよ開幕です。きっと、ロングランになると思います。一振献上という言葉がありますが、二振りでも三振りでも足を運んでください」と、作品の鍵を握る刀に絡めてアピールした。

取材／記事：The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元