カンヌ:バロジとエマニュエル・ベアールが、ゴールデン・カメラ審査員の主役に
カメラ・ドール審査員は、フランスの映画祭の公式選考部門から最高の初監督作品を選ぶ。
バロジとエマニュエル・ベアールが、今年のカンヌ国際映画祭でゴールデン・カメラ審査員を務めることになったことを主催者が火曜日に発表した。
主催者によると、フランス人女優のベアールと監督で作詞家のバロジが、映画祭の公式選考部門から最高の初監督作品を選ぶ審査員長を務める。
「独学の映画監督であり、コンゴのディアスポラ出身の映画監督として、初監督の活力に立ち会い、彼らの強い個性と、彼らの映画作品のアイデンティティに永続的な影響を与えるであろう初監督作品を発見できることは、大変名誉なことです」とバロジは声明の中で述べている。
エマニュエル・ベアールも声明の中で次のように付け加えた。
「初監督作品とは、自分の存在の深みに飛び込んで、黙っていられないことを見つけ出すこと以外に何もできないということです。深く感動的で、恐ろしいほど自由な誕生。まだ誰もあなたを待っていません。私たちは、驚きと敬意をもって義務を果たすつもりです。」
カメラ・ドールは、映画祭の公式選考部門と「ある視点」部門、そして批評家週間と監督週間の公式サイドバーから選ばれた最高の初監督作品に贈られる。この賞は、映画祭の最終日に行われるメイン・セレモニーで授与される。
昨年のカメラ・ドールは、フランス人女優アナイス・ドゥムスティエが審査委員長を務めた審査員によって、ファム・ティエン・アンの『Inside the Yellow Cocoon Shell』に贈られた。カメラ・ドールからは、ジム・ジャームッシュ、パスカル・フェラン、河瀬直美など、カンヌの常連となった監督が多数輩出されている。
先にグレタ・ガーウィグが2024年カンヌ国際映画祭の審査員長に指名されたことが発表された。第77回カンヌ国際映画祭は、2024年5月14日から25日まで開催される。
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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。