ゴールデングローブ賞のスクリーナーがデジタルのみに移行、Indeeとのストリーミングプラットフォームでの提携(独占)
このサービスは、コンテンツ・プロバイダーが世界中に散らばる何百人ものグローブ賞投票者にリーチできるよう支援するもので、PGA賞投票者向けの安全なストリーミング配信も手がけるIndeeによって促進される。
ほんの数年前まで、ゴールデングローブ賞のノミネートと受賞者は、全員がロサンゼルスエリアに拠点を置く100人未満の人々によって決定されていた。しかし、2023年のハリウッド外国人記者協会の売却とそれに代わるゴールデングローブ賞組織の設立を経て、現在では世界中に約300人の投票者が存在しており、映画やテレビ会社が全ての投票者に賞レースの作品を上映することがはるかに難しくなっていた。
それもこれまでの話だ。
The Hollywood Reporterが把握したところによると、火曜日、ゴールデングローブ賞は、AppleTV、iOS、Roku、Amazon Fireを含む主要なデジタルメディアプロバイダーと互換性のある公式ストリーミングプラットフォームを立ち上げる予定だ。これにより、映画やテレビ会社は、自社のコンテンツを投票者の自宅で直接利用できるようになる。
このモデルは、映画芸術科学アカデミーのアカデミー・スクリーニング・ルーム・ポータルと似ているが、PGAアワードに先立ってプロデューサーズ・ギルド・オブ・アメリカのメンバーにストリーミングを提供しているIndeeが仲介している。
Indeeは、コンテンツプロバイダーと賞の投票者の間の非常に安全な仲介役として自らを宣伝しており、「法医学的および可視的な透かし、マルチDRMを含む複数のセキュリティオプションでビデオ資産を保護」し、ハードコピーのスクリーナーよりもはるかにエコフレンドリーな選択肢だと謳っている。
すべてのアップロードには、5000ドルの返金不可の「ゴールデングローブ管理料」がかかる。これには、メンバーへの1回の電子メール一斉送信が含まれる。それ以外の価格は、アップロードがエピソード(最大60分)か長編(61〜999分)かによって異なり、また希望するセキュリティレベルによっても異なる。セキュリティなし(透かしなし)の場合は、エピソードで100ドル、長編で250ドル、中レベルのセキュリティ(オーバーレイ透かし)の場合は、エピソードで200ドル、長編で1000ドル、高レベルのセキュリティ(法医学的透かし)の場合は、エピソードで350ドル、長編で2000ドル。
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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。