ハンナ・マークスが20代のほとんどを『Turtles All the Way Down』の制作に費やした理由
元子役のハンナ・マークスが、ジョン・グリーンの小説を大スクリーンに乗せるまでの長い道のりと、スティーヴン・ソダーバーグのようになりたい理由を語った。
ハンナ・マークスは、ジョン・グリーンの小説『Turtles All the Way Down』を映画化するまでの道のりを振り返る。このプロセスは、彼女の20代の大半を費やしたものだった。
子役としてキャリアをスタートさせたマークスは、20代前半で映画製作へと転身した。長編デビュー作と幾つかの運命の転機を経て、彼女は本作の監督を務めることになった。スタジオの合併や不確実性の中で、ようやく作品の居場所が見つかり、現在はMaxでストリーミング配信されている。現在31歳のマークスは、俳優としての自身の経験を活かしながら、困難に立ち向かい、物事を俯瞰する視点を持ち続けた。彼女は、主人公のメンタルヘルスの問題に悩む姿を真摯に描きたいと感じ、自身の経験からインスピレーションを得た。監督業と並行して、マークスは他のプロジェクトにも着手し、映画製作への情熱と、子役時代には得られなかったクリエイティブなコントロールへの欲求を満たした。
今後を見据えて、マークスは、スティーヴン・ソダーバーグのような映画監督に触発され、ヤングアダルト作品以外のジャンルにも挑戦していきたいと考えている。『Turtles All the Way Down』の章を閉じるにあたり、マークスは懐かしさと誇らしさが入り混じる気持ちを抱きながら、観客に作品の演技とメッセージを体験してもらうことを心待ちにしている。
この記事は、The Hollywood Reporter誌の5月8日号に初掲載されました。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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