ヴェネツィア国際映画祭の開幕を『ビートルジュース ビートルジュース』のプレミアで飾り、シガニー・ウィーバーには功績が称えられる
ストライキの影響で、例年に比べレッドカーペットにハリウッドスターが少なかった昨年を経て、第81回ヴェネツィア国際映画祭は、現地時間8月28日に開催され、再び豪華さを取り戻した。
多くのファンは、イタリアの猛暑の中でスターたちを一目見ようと熱狂し、最大10時間も待ち続けた人もいた。
オープニング作品は『ビートルジュース ビートルジュース』
スターたちが次々とパパラッチの前を通り抜け、サラ・グランデに姿を現し、オープニング・セレモニーとティム・バートン監督の『ビートルジュース ビートルジュース』の世界初公開が行われると、歓声が鳴りやまなかった。
バートン監督と、ジェナ・オルテガ、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ウィレム・デフォー、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチなど、豪華なキャスト陣たちに注目が集まった。
また、他にも今年のヴェネツィア映画祭の審査員長を務めるフランスの名女優イザベル・ユペールや、AppleTV+のシリーズ『disclaimer(原題)』のプレミアのために訪れたケイト・ブランシェットなど、多くのセレブに対しても歓声と喝采が送られた。
シガニー・ウィーバーはヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞
しかし、その夜の最大のスターは、映画界での功績により生涯功労賞である金獅子賞を受賞したシガニー・ウィーバーである。彼女の映画キャリアを振り返る動画が、エイミー・ワインハウスの「Back to Black」の曲に合わせて上映された後、フランスの俳優カミーユ・コッタンが、彼女の偉業を称賛した。
カミーユ・コッタンは「彼女はエイリアンからゴースト、ゴリラ、大きな肩パッド、ガラスの天井、そしてジェンダーの固定概念まで、あらゆるものに立ち向かってきました。あなたは妙に力強い女性ではなく、男性の視線なんて気にしない女性なんだと感じました」と語った。
ウィーバーの長年の協力者であるジェームズ・キャメロンは、ビデオメッセージを送った。
「1985年の『エイリアン』から何度も彼女と一緒に仕事をするという素晴らしい特権に恵まれました。この作品で彼女はアカデミー主演女優賞にノミネートされ、それ以来さらに2回ノミネートされていますが、もし正義があるなら、彼女はとっくにオスカーを受賞しているべきです。もし会場にアカデミー会員がいるなら…」と語った。
ウィーバーは『エイリアン』シリーズでの女性アクションヒーローとしての先駆的な役割と、若い女性たちに与えた影響について振り返り、涙を浮かべていた。彼女はまた、受賞式でも感極まり、「私はこの業界をまるで時空やジャンルを自在に飛び回るハチドリのように、世界中を移動してきました」と、自身のキャリアを振り返った。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
【関連記事】
- 遂に開幕!ヴェネツィア映画祭 2024より、必見の5本を紹介 ― 黒沢清監督『Cloud クラウド』ほか – THR Japan (hollywoodreporter.jp)
- ヴェネツィア映画祭 2024:『ジョーカー』続編がコンペ部門に選出、北野武監督最新作も上映へ – THR Japan (hollywoodreporter.jp)
- シガニー・ウィーバー、ヴェネツィア映画祭で金獅子賞を受賞 – THR Japan (hollywoodreporter.jp)