Mrs. GREEN APPLEのライブの映画化作品が大ヒット、大森元貴「とても光栄なこと」
ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」が22日、映画「Mrs. GREEN APPLE The White Lounge in CINEMA」の大ヒット御礼舞台挨拶を東京・丸の内ピカデリーで行った。
昨年12月~今年3月、ファンクラブ会員向けのライブツアーを映画化。全演奏曲を新たにアレンジし、音楽劇として構成されたライブで、これに芝居部分を追加撮影して融合させてストーリー仕立てにした作品だ。
今月13日の公開から8日間で興行収入8億6000万円を突破するヒット。大森元貴は、「少し変わった映画で、100人見たら100人が違う受け取り方をすると思う。どう伝わるのかなと思っていたのでちょっと信じられないが、とても光栄なこと」とファンに感謝した。
ライブのリハーサルは、わすか2週間。しかも、年末の音楽特番への出演も重なる多忙な中で試行錯誤を繰り返した。それでも、深澤涼架は「スタッフからやりますと言われた時は、既に大森くんが資料を作り込んであって、リハーサルまでに世界観が膨らんだ。演技もキャストとして常に見られていることを意識した。今までにない新鮮な体験で楽しかった」と満足げ。大森から「あんなに悪い男だったんだ」といじられ苦笑した若井滉斗も、「皆の新しい一面を見せられたと思う。たくさんの人に愛していただけてうれしい」と笑顔で話した。
約1年8カ月の活動休止期間を経て、22年3月の活動再開からはフェーズ2と題し昨年「ケセラセラ」で日本レコード大賞を受賞するなど快進撃を続けるミセス。映画という新たなジャンルでも成功を収め、大森は「僕たちが楽しむことを第一に走り出して、そう思わないことはやらないという信念でやっている。今後も、僕たちを知らないという方にも面白いものを作るのでライブにも来てほしい」と呼びかけた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元