ドナルド・トランプ、『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』に登場 ― 2020年大統領選を語る

Joe Rogan and Donald Trump
ジョー・ローガンとドナルド・トランプ 写真:Ronald Martinez/Getty Images; Anna Moneymaker/Getty Images
スポンサーリンク

2024年アメリカ大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプ氏が、米国内で人気のポッドキャスト『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』に初登場した。

トランプ氏は、自身が大統領であればウクライナ戦争は起こらなかったと主張し、唯一の討論会でカマラ・ハリス副大統領の発言に対するファクトチェックが十分でなかったと不満を述べた。また、2020年の大統領選挙について「不正が行われ、自分から勝利が奪われた」との持論を繰り返した。

3時間に及ぶ対談の中で、ジョー・ローガンが「選挙がどのようにして盗まれたのか」をさらに詳しく説明するよう求めると、トランプ氏は長々とした回答を始め、選挙法のいくつかの変更が正式な手続きを経ていなかったと指摘した。

「この選挙は本当に不正だった。最も不正な選挙だったんだ」とトランプ氏は述べ、ローガンが具体的な例を求めた。

「じゃあ、上から順に簡単なところから始めよう。彼らがやったことは、立法機関の承認を得る必要があったのに、多くの場合で承認を得ていなかったんだ」とトランプ氏は答えた。すると、ローガンが「何のこと?」と尋ねた。

「なんでもだよ」とトランプ氏が続けると、ローガン氏は「立法の承認って何のこと?」と聞く。

トランプ氏は「例えば投票期間の延長とか、期日前投票とか、いろんなことだ。法律的には立法の承認が必要だったんだ」

続けて「それ以上深く考える必要はない。ウィスコンシンを見てみれば、彼らは実質的に選挙が不正で盗まれたことを認めたも同然だった。特定のエリアでは投票用紙へのアクセスを許可しなかった。署名されていない投票用紙があったり、オリジナルの用紙ではなかったりしたんだ…。この辺りについて話すこともできるし、全体についても話せるよ。別の方法もある」と述べた。

ローガンは「その証拠を提示するつもりはあるのか」と尋ねたが、トランプ氏は「えーと…」と言葉を詰まらせた。会話が続く中で、トランプ氏は一瞬2020年の選挙で負けたことを認めたかのような発言をしたが、すぐにそれを撤回した。

「私は… いや、私は負けてないけど、彼らは私が負けたと言っているんだ、ジョー」とトランプ氏は言い、「彼らは私が2万2千票差で負けたと言っている。それは1%の10分の1以下、ほんのわずかな差なんだ。その2万2千票はある期間にわたって広がっているんだよ」

トランプ氏は男性の若年層の票を獲得するために動いており、ローガンの番組への出演は非常に重要な機会となった。この番組は最近、Spotifyの独占配信から他のプラットフォーム、例えばApple PodcastsやYouTubeでも利用可能となっている。副大統領のカマラ・ハリス氏も男性有権者へのアピールを強化しようとしており、ローガンとのインタビューは非常に効果的である可能性があるとみられている。というのも、この番組の視聴者は81%が男性で、その50%以上が35歳未満だという調査結果が発表されている。

8月には、ローガンがロバート・ケネディ・ジュニアを支持するかのようなコメントをし、多くの人々がそう解釈した。その後、MAGA(トランプ支持者)による反発が起こり、トランプはすぐにこの流れに乗り、総合格闘技(UFC)のファンを煽る形で、次回ローガンがUFCのリングに入るときにどれだけ大きなブーイングを受けるか見ものだとTruth Socialで投稿した。「次回、ジョー・ローガンがUFCのリングに入ったとき、どれだけ大声でブーイングされるか見てみたい。MAGA2024」と述べていた。

ローガンは後に、コメントはケネディの支持を表明したものではないと明らかにして、ケネディはその後、選挙から撤退し、トランプを支持すると表明した。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

【関連記事】



スポンサーリンク

Similar Posts