クエンティン・タランティーノ、『ジョーカー2』をべた褒め「凄く引き込まれた」

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』写真: Warner Bros./Courtesy Everett Collection
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名匠クエンティン・タランティーノが、興行不振に悩まされた新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に賛辞を送った。

29日のポッドキャスト番組『The Bret Easton Ellis Podcast』に出演したタランティーノは、「本当に、本当に気に入ったよ。映画作りに感銘を受けることを期待して観に行ったんだ。知的刺激をもらえると考えてね。最終的には映画として成立していないんじゃないかと感じたけど、作品のあり方を理解できると思った」と明かした。

10月に公開されたホアキン・フェニックス×レディー・ガガ共演の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、観客の満足度を調査するCinemaScore(シネマスコア)でD評価を獲得し、興行的にも大コケした。

「僕は映画として全く機能していない映画を楽しむことができるほど、ニヒリスティックなんだ。本当に夢中になった。ミュージカルのシークエンスは本当に好きだった。凄く引き込まれた。歌は平凡であればあるほど、いいと思ったんだ」

タランティーノは特に、ハリウッドの反逆者としてのトッド・フィリップス監督に感銘を受けたという。「彼は全員に 『くたばれ』と言っている。観客に 『くたばれ』と言っている。ハリウッドに『くたばれ』と言っている。DCやワーナーの株を持っている奴らに『くたばれ』と言っているんだ。T・フィリップスこそが、ジョーカーなんだ。彼がジョーカーなんだ」

 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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