マクラーレン、26年ぶりにF1コンストラクターズタイトルを獲得
マクラーレンがF1コンストラクターズタイトルを待ち続けた26年間に正式な終止符が打たれた。
チームのドライバーであるランド・ノリス(25歳)とオスカー・ピアストリ(23歳)は、2024年シーズン最終戦アブダビグランプリでフェラーリを抑えてチームのリードを維持した後、日曜日にトロフィーをマクラーレンに持ち帰った。
土曜日の予選でポールポジションを獲得したノリスは、最終的にレースで優勝。グリッド上でチームメイトのすぐ後ろ2番手からスタートしたピアストリに関しては、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとの序盤のアクシデントにより10位でフィニッシュした。
コンストラクターズランキングではマクラーレンとフェラーリの間にわずか21ポイントの差しかなかったが、フェラーリは特にルクレールに10グリッド降格ペナルティが科せられていたことや、レースに向けてすでに困難な状況に直面していたため、リードを奪うことができなかった。しかし、フェラーリの両ドライバーはサインツが2位、ルクレールが3位と最終戦アブダビグランプリで表彰台を獲得した。
マクラーレンが最後にF1コンストラクターズタイトルを獲得したのは1998年で、当時のドライバーはミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードだった。しかし、2018年にザク・ブラウンがマクラーレン・レーシングのCEOに任命されてからは、チーム代表のアンドレア・ステラとともにチームが再びトップに戻るために懸命に作業がされてきた。
ノリスは2019年にマクラーレンに加入し、チームでF1デビューを果たした。ピアストリは前年にリザーブドライバーとしてマクラーレンに加入した後、2023年にF1デビュー。そして数年間の浮き沈みを経て、チームは今年強くなって復活し、ノリスとピアストリの両者がそれぞれ今年のマイアミグランプリとハンガリーグランプリでF1初勝利を収めた。
マクラーレンは今年全体で20回の表彰台を獲得しており、その中にはノリスが今季4レースで優勝し、ピアストリが2レースで優勝したものも含まれている。
ノリスは自身が今年チームとともに達成したことを振り返り、米『ハリウッド・リポーター』に次のように語った。
「3、4、5レースを終えた後でも、僕らは『ああ、まだやるべきことがたくさんある』と思っていた。でも、僕たちはやり遂げたんだ!」と、 11月のラスベガスグランプリを前にノリスは述べた。 「僕たちはハードワークをこなし、多くの部分を改善し、最終的には今年最も競争力のあるチームになった。でも、決して楽ではないし、むしろ厳しいよ。だって、僕らよりずっと長くこのポジションにいる強豪たちとレースをするんだからね」
AP通信によれば、コンストラクターズタイトルの獲得はチームにとって大きな金銭的報酬も伴うという。賞金はさまざまだが、通常は約1億4,000万ドルの価値がある。
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