天海祐希『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』初日に観客の喝采受け「頑張ったかいがある」
全世界で累計発行部数が1100万部を突破した児童小説を実写映画化した『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』が13日、全国340館で公開された。主演の天海祐希をはじめ共演の上白石萌音、なにわ男子の大橋和也、伊原六花、中田秀夫監督が東京・TOHOシネマズで初日舞台挨拶を行った。
客の願いを察して適切な駄菓子を提供する銭天堂の店主・紅子役の天海は、連日3時間の特殊メイクでテレビアニメの主人公像を再現。観客に向けて「楽しかった?」と呼びかけると拍手が起こったが、「元気ないですね」と割増を要求。さらに大きな拍手が鳴り響くと、「早くちびっ子やお父さん、お母さんに見ていただきたくワクワクしつつドキドキしていた。頑張ったかいがあります」と相好を崩した。
上白石は紅子を目の敵にする駄菓子屋たたりめ堂のよどみ役で、「天海さんとご一緒するのが、デビューからの目標だった。最大限の敵意で見られて、喜ぶ自分がいた。幸せな時間で宝物です」と感激の面持ち。悪役は初挑戦だったが、「“上黒石”を召喚させました。凄く楽しかった」と満足げに振り返った。
大橋は銭天堂に関わる小学校の新米教師役で、冒頭の挨拶からかみまくったが「緊張していますが、いけます」と自らを鼓舞。「天海さんがアニメから出てきたんちゃうかと思うくらい凄くて、俺も紅子をめちゃくちゃやってみたい。俺って分からんくらいの仕事をしてみたい」とせん望のまな差しを向けた。天海も、「一度は体験した方がいい。ただ、やっている間は精神統一でね」とアドバイスした。
タイトルにちなみ、それぞれの“ふしぎ体験”を聞かれると天海は「セリフが…」と回答。「何回も練習したのに、なんで忘れるんだろうという落とし穴がある。脳の不思議ですね」と告白。上白石が「天海さんもですか?」と話したのをはじめ共演者は一様に意外そうな表情。「あなたたちも、年が上がってみたら分かるわ」と注意喚起して、会場の笑いを誘った。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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