ジェイ・Z強姦疑惑、告発者の記憶に矛盾 ─ 弁護士が訴えの棄却を要求
ラッパーのジェイ・Z(本名ショーン・カーター)が、2000年に13歳の少女を強姦したと告訴された問題で、ジェーン・ドウと名乗る原告がNBCニュースによる取材で自身の主張に矛盾があることを認めたため、ジェイ・Zの弁護士は訴訟の棄却を求めた。
この問題は、2000年に開催されたMTV Video Music Awardsのアフターパーティーで、当時13歳の少女がショーン・“ディディ”・コムズとジェイ・Zに強姦されたと主張している件に関するものである。
新たにNBCニュースのインタビューを受けた現在38歳のアラバマ州の女性は、24年前に自ら「破滅的な出来事」と呼ぶ体験について語り、薬物を混入された飲み物を渡され、その後暴行を受けたと主張した。しかし、彼女と弁護士は、その夜の記憶にいくつか矛盾があることを認めている。「私はいくつかの間違いを犯しました」と彼女は話した。
その矛盾には、性的暴行後に父親に迎えに来てもらったと主張しているが、父親はその記憶がないと話している。
また、ジェーン・ドウは、暴行が起きたアフターパーティで別の有名人と話したといっているが、その有名人(グッド・シャーロットのベンジー・マッデン)は、その夜ニューヨークにはいなかったと話している。なぜなら、グッド・シャーロットはその時期、ミッドウェストでツアーをしていたからである。
さらに、2000年のその夜の写真では、ジェイ・Zとコムズが女性たちが説明した場所とは異なる場所にいることがわかっている。しかし、彼らがその日の夜どこにいたかは不明である。
ジェイ・ZはNBCニュースが報じた内容に対し、「今日の調査報告は、この弁護士トニー・ブズビーが金と名声を追い求めて私に対して虚偽の訴えを起こしたことを証明しています。この事件は起きていませんが、彼はそれを裁判所に提出し、さらにメディアで強調しました。本当の正義は必ず来ます。私たちは勝利から戦います、勝利のために戦うのではなく。これは始まる前に終わっていました。この1-800弁護士(アメリカの無料相談ダイヤルを揶揄した表現)はまだ気づいていないでしょうが、すぐにわかるはずです」と声明で述べた。
また、ジェイ・Zの弁護士であるアレックス・スピロ氏は「弁護士がこのような重大な訴えを適切な精査もせずに提出するだけでなく、さらにメディアでこの虚偽の話を広めて事態を悪化させるとは驚くべきことです。我々は本日、この無意味な訴訟を棄却するよう裁判所に求めており、ブズビー氏や訴状を提出したすべての弁護士に対するさらなる処分についても追及する予定です」と声明で述べている。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
【関連記事】