『チャレンジャーズ』ラストの意図とは?ゼンデイヤ&ルカ・グァダニーノ監督が明かす

THR主催のQ&Aパネルに参加した『チャレンジャーズ』の製作・キャスト陣 写真: THR
THR PresentsのQ&Aパネルに参加した『チャレンジャーズ』の製作・キャスト陣 写真: THR
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映画『チャレンジャーズ』のルカ・グァダニーノ、出演者のゼンデイヤが話題を集めたラストシーンについて語った。


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映画はテニスの試合の途中でクリフハンガーのような形で終わり、ゼンデイヤ演じるタシが「カモン!」という一言を発する。このセリフは、『チャレンジャーズ』の中でも最も話題になった瞬間の一つとなった。

「彼(グァダニーノ監督)の演出は、『心からの叫びがほしい』というものでした」と、ゼンデイヤはVision Media主催のTHR Presentsのライブパネルで語った。「準備中にペパーダイン大学の試合をたくさん見に行きましたが、確かに彼らはあのように叫びます。非常に深いところから湧き上がってくる感じですね」

またグァダニーノ監督は、『チャレンジャーズ』を競争とエロティシズムの探求として捉え、ラストシーンをタシが夫のアート(マイク・ファイスト)を偉大な選手にするためのコーチングを通して抑えてきたすべてのエネルギーを解放する場面と見ていた。「何かがついに解き放たれるのです。映画を締めくくる最も美しい方法だと思います。彼女の欲望が解放される形で、幕を閉じるのです」

この日は監督とゼンデイヤとともに、作曲家のトレント・レズナーとアティカス・ロス、共同プロデューサーのレイチェル・オコナーとエイミー・パスカルもロサンゼルスのパシフィック・デザイン・センターに集結。同作でゴールデングローブ賞の作曲賞を受賞した直後のレズナーは、最初の打ち合わせについて「ルカは『音楽は大音量で、推進力があって、テクノっぽくて、ほぼ押し付けがましいくらいにしよう』と提案しました。それは映画の中の一つのキャラクターのようなもので、すごく刺激的でした」と明かした。

さらにロスも、「時々、自分たちを追い込みすぎて物事を複雑にしすぎることがあります。でも、今舞台裏でこの映画のサウンドを聴いていて、本当にめちゃくちゃ良い音に仕上がっていると感じました」と付け加えた。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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