ロンドン市長、テイラー・スウィフトのチケット受領で調査対象に
イギリス・ロンドンのサディク・カーン市長が、歌手のテイラー・スウィフトのコンサートチケットを無料で受け取ったことで調査対象となっていることが分かった。
カーン市長は昨年8月、スウィフトが「The Eras Tour」でロンドンを訪れた際、約3000ポンド(約57万円)相当のチケットを受け取ったと報じられている。
労働党のカーン市長は、保守党の要請を受け、贈り物の受領に関する規則違反の可能性のため、広域自治体大ロンドン庁(GLA)によって調査を受けることとなった。イギリス政治では、贈り物の受領が論争の火種となることが多い。一般的な規則では、閣僚は贈り物を保持することが許されるが、それを申告する義務がある。
GLAの監視官は17日、米『ハリウッド・リポーター』に対し、4つの告発のうち3つについては、さらなる調査を正当化するものではないことを確認した。しかし、広報担当者によると「市長がチケット受領を決定する際に適切な注意を払ったかどうかを確認するための調査が今後行われる」という。
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一方カーン市長の報道官は、「市長が受け取るすべての贈り物は、公然かつ透明に申告されています。この件では、行政上のエラーがあり、それは修正されました。市長はGLAのイベントの調達プロセスや、これらの契約の入札に関与していません。市長室は、今後も全ての適切なプロセスが確実に順守されるよう努め、この件について取られたアプローチについて説明させていただくことを楽しみにしております」と伝えた。
スウィフトの昨年のイギリス訪問は同国の経済にとって画期的な出来事であり、約10億ポンドの経済効果が見込まれた。ロンドン、リバプール、エディンバラ、カーディフで行われた15公演には、約120万人のファンが来場した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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