Netflix、プリンスのドキュメンタリーをお蔵入り 内容をめぐり物議
![プリンス 写真:Richard E. Aaron/Redferns](https://hollywoodreporter.jp/wp-content/uploads/2025/02/PrinceGettyImages-86103158.jpg)
Netflixは、エズラ・エデルマン監督による歌手のプリンスのドキュメンタリーを配信しないことを決定した。プリンスの遺産管理団体との新たな契約を受けたものであり、両者が6日に発表した。
両社は、声明で「プリンスの遺産管理団体とNetflixは、プリンスのアーカイブからの独占コンテンツを使用した新たなドキュメンタリーを制作・開発することで合意に至った。その結果、Netflixのドキュメンタリーは配信されない」と述べた。
昨年9月の米『ニューヨークタイムズ』の報道によれば、エデルマン監督のドキュメンタリーは、同歌手の身体的・精神的虐待疑惑を取り上げる内容だったとされる。本作は9時間に及ぶ作品で、プリンスの元恋人、友人、ビジネスパートナーなど数十人の証言が収録されていたという。
報道によると、証言の中には元恋人であるジル・ジョーンズさんが「プリンスに顔を叩かれ、殴られた」と語る場面が含まれていた。また、別の元恋人であるスザンナ・メルボインさんは、「同居後、プリンスに電話を監視され、外出を制限され、姉との交流を断たれた」と証言したという。さらに、元妻であるマイテ・ガルシアさんも、「子どもが亡くなった後、プリンスに放置された」と語ったとされる。
その他のインタビューでは、プリンスが極端な支配的性格を持っていたことや、幼少期に虐待を受けていた可能性が指摘された。一方で、同歌手に対する肯定的な記憶を語る関係者も多く、エデルマン監督は「キャリアの中で最も困難なプロジェクトの一つだった」と述べていた。
『ニューヨークタイムズ』の報道当時、プリンスの資産を管理するPrimary Wave MusicおよびPrince Legacyの2社は声明を発表し、「本ドキュメンタリーに関する問題を解決し、彼の人生が事実に基づき、歪曲されることなく、また過度に脚色されることなく語られるよう努めている。今後もプリンスの遺産を共有し、世界に与えた深く永続的な影響を称えていく」と述べた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
【関連記事】
- 歌手プリンスのジュークボックス・ミュージカル映画、『ブラックパンサー』監督が製作へ
- エルヴィスの孫ライリー・キーオ、母とマイケル・ジャクソンの結婚を回想「2人の愛は本物」
- マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael』、2025年日本公開へ
- マドンナ、トランプ政権の反LGBTQ+大統領令を痛烈批判
- マドンナの伝記映画が再始動か ― 頓挫から1年半、SNSに脚本の写真を投稿