吉柳咲良『白雪姫』吹替版でのプリンセス役に感激「自分に自信が持てました」
米ディズニー映画『白雪姫』の日本語吹き替え版キャストお披露目イベントが10日、東京・日本橋三井ホールで行われ、俳優の吉柳咲良、月城かなと、お笑いコンビ「ダイアン」の津田篤宏、声優の諏訪部順一が登壇した。
1937年に世界初の長編アニメーションとして製作された不朽の名作を、ミュージカルで実写映画化。白雪姫役に抜てきされた吉柳は、「いつも前向きで笑顔、優しく思慮深いあこがれの存在だった。夢がかない、自分にちょっと自信が持てました」と感激の面持ちで語った。
オリジナル版ではレイチェル・ゼグラーが演じており、「心に響く歌声に圧倒された。このパワフルさを届けるため小さくならずにやりたいと思った」と決意。アフレコでは、体を動かしながら歌唱したこともあったそうで「なるべくリラックスしてやりました。素敵なプリンセスになっていると信じたい」と期待した。
そして劇中歌「口笛ふいて働こう」、「夢に見る~Waiting on a Wish~」をオーケストラの生演奏で披露。「リハーサルより何倍もうまく歌えました。楽しかった」と満足げな笑みを浮かべた。
月城、津田、諏訪部の3人はこのイベントで発表。女王役の月城は、「氷のように隙のない外見の美しさ、権力への執着と一瞬見せる動揺を少しでも伝えられるよう、ガル・ガドットさんの表情を見ながらやりました」とアフレコを回想。魔法の鏡役の諏訪部は、「英語の低音の響きに寄せつつ、怖くなりすぎないようにバランスに気をつけた」と振り返った。
洋画の吹き替え初挑戦の津田は、7人のこびとのおこりんぼ役。「普段よりいっぱい怒るようにしていました。だから家族には迷惑をかけました」とボケたが、会場の受けはイマイチで渋面を作った。それでも、吉柳の歌声には「ゴイゴイスーの一個上、スーススーや」と持ちギャグで称え留飲を下げた。
吉柳は、「アニメーションの景色が飛び出てくるような、ワクワクする映像美と楽曲が素晴らしい。ミュージカルで壮大さが増し、感動が凄い。私も一つ一つ、大切に声を当てさせていただきました」とアピールした。
『白雪姫』は、3月20日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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