『ヒックとドラゴン』実写版の予告編フルver.が公開
![ヒックとドラゴン](https://hollywoodreporter.jp/wp-content/uploads/2025/02/2569_TP_00038.jpg)
『ヒックとドラゴン』実写版の予告編がこの度公開された。監督は物語を新たな方法で伝えられる機会に感謝しているようだ。
今年の6月13日に公開される同作は、2010年に公開されたドリーム・ワークスによる同じ題名の映画のリメイクだ。ユニバーサルは第59回スーパーボウルにて簡易版の予告編を公開していたが、今回フルver.の予告編が公開された。
アニメ版と同様にディーン・デュボワが脚本・監督を務める『ヒックとドラゴン』はヒック役にメイソン・テムズ、アスティ役にニコ・パーカーを迎え、そのほかにもジェラルド・バトラー、ニック・フロスト、ジュリアン・デニソンを始めとする豪華キャストが登場する。物語はデュボワがクリス・サンダースと共に脚本・監督を手がけた2010年のアニメ版に基づいたものとなっているようだ。
米『ハリウッド・リポーター』も参加した予告編の公開イベントでデュボワは「ドリーム・ワークスと作った第1作目では制作期間や資源が限られていたこともあり、もう少しここをうまくできたのではないかという点がいくつかありました。例えばキャラクターの作り込みだとか、関係性の深さの表現や、没入感の演出といったところです」とした上で、「本作は第1作目のエッセンスに忠実なまま、キャラクターどうしの関係性に深みを与えたりして、1作目に足りなかった『神話』的な要素を演出しました」と語った。
またデュボワは、1作目でアスティのキャラクターを掘り下げきれなかったと反省しつつ、「今回はニコ・パーカーがアスティを演じますが、それは彼女はバイキングが各地で集めた、ドラゴンと戦う戦士の子孫なのだということにも関係してきます。彼女はいつかこの部族の長になりたいと思っています。 彼女は大志を抱いていて、それがヒックとの間に対立を生んでいくというのが見どころなんです」とも述べた。
また制作チームは登場するドラゴンを必要以上に擬人化しないよう細心の注意を払ったという。「本作のアニメーター達の仕事は、ドリームワークスのアニメーターたちがやらなければならなかったことと同じでした。それは、犬や猫や馬の動画をたくさん見て、彼らがある仕草をするとき、それを人間にどう解釈して欲しいと思っているのかを解き明かすことです、そうすることでキャラクターの個性を犠牲にしないように心がけました」とデュボワは語る。また、「すべてのドラゴンに、新鮮味があります。というのも他のドラゴンよりも漫画的なドラゴンもいるからです」とのことだ。
公開された予告編ではヒックがアスティに対し、仲良くなったドラゴンのトゥースレスとの関係性を語る場面が紹介される。ヒックは「僕はドラゴンを殺さなかった初めてのバイキングだ」と語り、それに対してアスティが「ドラゴンに乗った初めてのバイキングでもあるけどね」と返している。
公開が待ち遠しい。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら
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