チャニング・テイタム主演『ガンビット』のお蔵入りについて共演者が語る

リジー・カプランが、お蔵入りとなったX-MENシリーズのスピンオフについて私見を述べた。
カプランは『ガンビット』でチャニング・テイタム演じる主人公、ガンビットの相手役として出演する予定だった。そんな彼女は『ビジネス・インサイダー』の取材に対し、同作のお蔵入りに対する率直な思いや制作前段階の裏側を明かしている。
彼女は幻となった『ガンビット』について「本当にクールな企画でした」とした上で、「この作品がお蔵入りになってしまったのはとても残念ですね。お蔵入りになってしまったという実感は湧かないかと思いますが、実際にそうなってしまったんです」とその胸中を明らかにした。
更に彼女は制作前の裏側について、以下のように語る。「計画はかなり進んでいて、もう撮影が始まるという段階でしたね。撮影入りの日程まで決まっていたかと思います。それにチャニングとも打ち合わせをしていて…そのあたりから話がややこしくなって監督が交代になったりしたんですが、とにかく私はチャニングや制作スタッフとも何回か打ち合わせを既にしていたんです」
『ガンビット』は、物体の運動エネルギーを自在に操る能力を持ち、常に携帯しているトランプがトレードマークのミュータント、ガンビットを主人公とする物語である。テイタムが主人公のガンビット役を演じることが予定されていた同作は、監督の交代など紆余曲折を経た末、2019年のディズニーによるFox買収に伴って正式にお蔵入りとなった。
同作のコンセプトについてカプランは「みんな、1930年代のスクリューボール・ラブコメディを意識した作品にしようと言っていました。とても面白そうなアイデアでしたね」とも語っている。
ちなみにテイタムは自身が主演する映画でガンビットを演じることこそ叶わなかったが、昨年公開された『デッドプール&ウルヴァリン』にて同キャラクターを演じ、W主演のライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマンと共演を果たしている。
なんでも、テイタム演じるガンビットが同作に出演することが叶った背景にはレイノルズの後押しがあったようで、テイタムは自身のInstagramで感謝の言葉を綴っている。
「(レイノルズは)僕とガンビットのために戦ってくれたんだ。この恩は一生忘れられないと思う。というのも今後の人生でこの作品以上に有意義なことに出会えるかは分からないからね。それにショーン・レヴィ(同作の監督)も、愛してるよ。君は全てにおいてとっても頭の切れるクリエイターだね。この作品が素晴らしいものになったのも当然だ。とにかくこの映画に出られたことを心から感謝している。これは間違いなく名作だと思うし、全ての経験が最高に幸せなものだった。映画館で完成した作品を見たときに思わず『レッツ・ファッキン・ゴー!』って叫んじゃったくらいだよ」
残念ながら『ガンビット』はお蔵入りとなってしまったが、今後テイタムやカプランの姿をマーベル・シネマティック・ユニバースで見られる日は来るのだろうか。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル(英語)はこちら
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