日本アニメ『ヒプノシスマイク』、インタラクティブ映画の興行的ヒットを証明

映画『ヒプノシスマイク Division Rap Battle』 写真:King Records
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キングレコード内レーベルのEVIL LINE RECORDSが手掛ける映画『ヒプノシスマイク Division Rap Battle』は、日本初の完全インタラクティブな劇場映画として新しい形の映画体験を実現した。

この映画では、観客がストーリーの進行を決定するために投票を行い、その結果に基づいて映画が再編集されるという新しい形の映画体験が提供されている。観客は専用アプリを使用し、QRコードをスキャンして自分が参加する上映を確認した後、物語の途中で起こるバトルの結果を決定する。

映画は6つのラップバトルチームが戦う物語で、観客の投票がストーリーの展開に影響を与える。これにより、観客は自分の理想的なルートを体験するために何度も映画を観ることとなる。観客が選択したルートによって上映時間や内容が異なり、全体で5時間以上の映像と48通りのバージョンが存在するため、繰り返し観賞する魅力がある。実際に、約30%の観客が再度劇場に足を運んでいる。

映画『ヒプノシスマイク Division Rap Battle』 写真:King Records

映画の成功の要因として、観客が物語だけでなく、その進行にも深く関与できる点である。観客は自分の選択が映画の結末に影響を与えることを楽しんでおり、このインタラクティブな要素が映画の魅力を高めている。

また、投票結果はオンラインで公開され、観客は上映前やリアルタイムで自分の好きなキャラクターをサポートすることができる。この仕組みを通じて、観客が団結してストーリーに影響を与えることが可能となり、映画への参加感も高まる。

映画『ヒプノシスマイク Division Rap Battle』は2025年2月21日に日本の85館で公開され、公開初週末に映画動員ランキングで8位にランクインしている。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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