LE SSERAFIM、最新アルバム『HOT』をリリース― インタビューで語った今作への想いとは

Le Sserafim.
LE SSERAFIMのメンバー (左から)ウンチェ、チェウォン、サクラ、ユンジン、カズハ 写真:Source Music
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3月14日、新曲「HOT」を引っ提げてカムバックしたLE SSERAFIM。今回の楽曲では、これまでとは異なる、よりシンプルでグルーヴ感のあるサウンドに挑戦。ベースとドラムを基調としたタイトル曲「Hot」は、柔らかな雰囲気を持ちながらも、しっかりとしたリズムが印象的な一曲に仕上がっている。

今回、米『ハリウッド・リポーター』のオンラインインタビューに応じてくれたLE SSERAFIMのメンバーたちが、新アルバム『HOT』について語りながら、笑顔で楽しそうに会話を弾ませていた。アルバムへの思いや、これまで以上に深まったメンバー同士の絆、そしてグループとしてどのように見られたいかについて、熱い想いを語ってくれた。

———『HOT』は『EASY」『CRAZY」三部作の最後のアルバムとなりますが、完結した今の気持ちや、制作過程で特に印象に残っていることはありますか?

ユンジン:このアルバムには、私たちの愛と努力がたくさん詰まっています。今回の作品は、初めて”愛”をメインテーマにしたアルバムなので、そういうテーマについて語ることができたのは本当に素晴らしい経験でした。私たちは、「最終的な結果がどうなるか分からなくても、自分が情熱を持っていることに突き進むべきだ」というメッセージを伝えたかったんです。私自身、このアルバムを制作する中で、”結果よりも過程を愛すること”の大切さに気づきました。その考えが自然と自分の中に染み込んでいった気がします。今、私はまさに”HOT”を生きているんです。

サクラ:『EASY」から始まったこの三部作を無事に完結できたことを、本当に誇りに思います。この旅を通じて、私たちはグループとしても、一人のアーティストとしても大きく成長できたと感じています。これからもさらに進化し続けることが楽しみです。

LE SSERAFIM5thミニアルバム『HOT』コンセプト (左から)カズハ、サクラ、チェウォン、ユンジン、ウンチェ 写真:Source Music

———これまでの楽曲とは異なるサウンドになっていますが、新たな一面を見せることについてどう感じましたか?

チェウォン:「Hot」の制作に取り組む中で、最初からこの新しいジャンルを学ばなければならないと感じていました。そのため、たくさんの時間をかけて研究し、歌い方についても深く考えました。「Hot」は一見ソフトに聞こえるかもしれませんが、感情を繊細に表現しなければならない部分もあります。過剰になりすぎず、それでいて必要な感情をしっかりと伝える、そのバランスを見つけるのが重要でした。

――このアルバム、特にタイトル曲「Hot」や収録曲「Ash」には、再び立ち上がり、「これが今の私たちだ」と宣言するような力強さを感じます。ご自身としても、このテーマにどれくらい共鳴しましたか? また、「Hot」ではどのような部分を探求したいと考えましたか?

ユンジン:私はいつも、人生や死の循環について語るものに深く共感するんです。今回のアルバムでも、似たようなメッセージが込められていると感じました。たとえ自分の一部を失ったり、何かが終わったりしても、それは完全に消えてしまうわけではなく、そこから新しい自分として生まれ変わることができる。そう考えると、私たちはこの人生の中では”不滅”とも言えるのかもしれません。このアルバムには、私自身が強く共鳴する部分がたくさんありますし、同じように共感してくれる人も多いのではないかと思います。過去の自分から何度でも立ち上がり、”灰”から蘇り、愛と情熱に満ちた人生を生きていける——そんなメッセージを伝えたいですね。

――アルバムの中で、お気に入りの曲はありますか?

カズハ:私は「Come Over」が一番好きです。Jungleとコラボレーションできたことは本当に光栄でした(イギリスのバンドJungleのJ LloydとLydia Kittoが楽曲に参加)。この曲には、私がすごく好きな雰囲気があって、「こういう楽曲がアルバムに入っていたらどうなるんだろう?」とワクワクしていました。実際にレコーディングしてみたら、私たちにもアルバム全体にもすごく合っていて、とても嬉しかったです。

ウンチェ:私も「Come Over」が好きです。他の曲と比べて、明確なメッセージが込められているんです。「その瞬間の感情に正直になって、一緒に踊ろう」というメッセージが私の心に響きました。楽しくて素敵な曲なので、とても気に入っています。

チェウォン:私も「Come Over」です(笑)。違う答えを言ったほうがいいのかな? でもやっぱりこの曲が好きなんです。Jungleと一緒に制作できたことが本当に光栄でした。彼らの有名なパフォーマンス映像を見てから、一気にファンになったんです。今回、一緒に楽曲を作ることができてすごく興奮しました。この曲を聴くたびに「まるで自分自身みたいだな」と感じるんです。練習やパフォーマンスの準備をしているときも、「この瞬間を楽しもう」という曲のメッセージが自然と自分に重なりました。

ユンジン:私も「Come Over」って言おうとしていました。でも、正直その時々で変わるんですよね。私たちはすべてのマスター音源を持っているので、毎日聞いていると気分が変わるんです。だから『Come Over』も好きだし、でも『Ash』も本当に好きですね。

サクラ:私のお気に入りは「Ash」です。この曲はLE SSERAFIMの音楽的・芸術的なアイデンティティを美しく表現していると思います。

LE SSERAFIMは、結成から3周年が近づく中で、メンバー同士の絆がさらに深まったと語っている。「私たちは本当に良いチームです」 写真:Source Music

――現時点でのグループの動向についてどう感じていますか?また、ここ数年で何を学びましたか?

チェウォン:お互いにもっと気楽になりましたが、一番感じたのは、メンバーが本当に良い人たちだということです(メンバーが笑う)。知れば知るほど、本当にいい人たちだということが分かります。チームワークもすごくいいし、時間が経つにつれてお互いから学ぶことがたくさんあると思います。本当にいいチームです。

ユンジン:私自身、言いたいことがあるんですが、グループのメンバーに聞いてもらいたいので韓国語で話します。最近、撮影がありました。何の撮影だったか正確には覚えていませんが、移動時間が4時間あり、そのうち2時間は携帯のバッテリーが切れてしまい、ただ座って考えていました。気づけば、ずっとメンバーのことを考えていたんです。そして、会社に戻るまでにひとつの結論にたどり着きました。それは、”本当の愛”があるなら、そこから何かを学べるということです。たとえば、心から大切に思える関係では、お互いに学び合い、成長することができる。メンバー一人ひとりを思い浮かべるたびに、私は彼女たちをとても尊敬しているし、学ぶべきことがたくさんあると感じました。それこそが”本当の愛”なんだと気づいたんです。私は心からメンバーを大切に思っているし、彼女たちのことが大好きなんだなと実感しました。会社に戻り、龍山に着いて、寮に帰って、夜3時に寝ましたが、そんなことを深く考えた自分にちょっと驚きました。

サクラ:私たちはいつも、5人全員が揃って初めて完成すると言っていますし、その気持ちを本当に大切にしています。お互いに信頼し合い、頼りにできることが、私たちを強いチームにしているんだと思います。

――アーティストとして成長していく中で、世間からどう見られたいですか?どう思われたいですか?知ってほしいことはありますか?

カズハ: この質問に大それた答えはできないと思いますが、伝えたいのは、私たちも人間だということです。違うことをしているかもしれませんが、私たちは同じ人間です。同じように感情を抱えています ― 幸せを感じたり、悩みを抱えたりもします。私たちはその本当の感情や気持ちを音楽に乗せていると思っています。私たちと同じ時代を生きる人たちが、私たちの歌を聴いて、私たちの生き様を見て、勇気を感じたり、繋がりや希望を感じてもらえたらいいなと思っています。私たちは、みんなに勇気と繋がりを与えられるグループになりたいと思っています。

――『Hot』 について何か付け加えたいことはありますか?

ウンチェ:このアルバムは、私たちが愛することに対する誓いを持ち、その結果に関わらず全力を尽くすという内容です。私たちは全力を尽くします—心と感情を込めて。今、愛することを追い求めることに躊躇している人たちに、私たちの曲やアルバムが少しでも勇気を与えて、その愛することを追い求める第一歩を踏み出してもらえたらと思っています。そして、私たちは今日行った誓いと献身を忘れず、これからもさらに努力し続けます。

チェウォン:ですから、どうか遠慮せずに、私たちを心から愛してください。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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