2025年、ハリウッドが失った才能たち:名俳優・音楽家・クリエイターたちの訃報

2025年はまだ折り返しを迎える前だが、すでにハリウッドでは数多くの才能ある人物たちがこの世を去っている。
俳優や音楽家、映像作家など、エンターテインメント界に深い足跡を残した彼らの訃報は、業界に大きな影を落としている。
米『ハリウッド・レポーター』は、そうした2025年に亡くなった著名人の中でも、特に影響力のあった人物たちを追悼の意を込めて紹介している。
※本稿は、2025年4月末時点での情報を基にしています。
ジェフ・ベイナ
1977年6月29日 – 2025年1月3日
インディーズ映画の監督・脚本家であり、オーブリー・プラザの夫であるジェフ・ベイナが、2025年1月3日に死去。享年47歳。ロサンゼルス検視局によると、彼はロサンゼルスの自宅で自死により命を絶ったという。
サム・ムーア
1935年10月12日 – 2025年1月10日
サム・ムーアは、デイヴ・プレイターと共に、サム&デイヴというデュオで活動し、コール・アンド・レスポンスのスタイルを取り入れた多くのヒット曲を生み出したことで知られている。2025年1月10日に死去。享年89歳。
デヴィッド・リンチ
1946年1月20日 – 2025年1月16日
『ブルーベルベット』『マルホランド・ドライブ』『ツイン・ピークス』など、アメリカの表層の奥に潜む不穏や狂気を独自の映像美で描き続けた映画監督デヴィッド・リンチが、2025年1月16日に死去。享年78歳。昨年には、長年の喫煙による肺気腫を患い、COVID-19への感染を恐れて外出もできない状態にあることを明かしていた。
ジョーン・プロウライト
1929年10月28日 – 2025年1月16日
戦後の英国演劇界を代表する名女性俳優の1人。しばしば名優ローレンス・オリヴィエの三番目にして最後の妻としての名声が先行して語られることもあった。2025年1月16日に死去。享年95歳。
アーヴ・ゴッティ
1970年6月26日 – 2025年2月5日
ヒップホップ界の大御所で、音楽プロデューサー、起業家としても知られるアーヴ・ゴッティが、2025年2月5日に死去した。享年54歳。
ミシェル・トラクテンバーグ
1985年10月11日 – 2025年2月26日
子役として『ハリエットのスパイ大作戦』で主役を務めたのを皮切りに、『バフィー 〜恋する十字架〜』や『ゴシップガール』などで活躍した、ミシェル・トラクテンバーグが2025年2月26日に死去した。享年39歳。
ジーン・ハックマン
1930年1月30日 – 2025年2月
映画『フレンチ・コネクション』でニューヨーク市の強面刑事“ポパイ”ことジミー・ドイルを演じたことで知られる名優ジーン・ハックマンが死去した。享年95歳。アカデミー賞を2度受賞した彼は、妻のベッツィー・アラカワ(64)とともに、2月26日、ニューメキシコ州サンタフェの自宅で遺体で発見された。死亡日は2月18日頃と推定されている。
ヴァル・キルマー
1959年12月31日 – 2025年4月1日
ジム・モリソン、ドク・ホリデイ、バットマンなど、苦悩と自己嫌悪に満ちたキャラクターを数多く演じてきたカリスマ性あふれる俳優ヴァル・キルマーが、2025年4月1日、肺炎のため死去した。享年65歳。
ドン・ミッシャー
1940年3月5日 – 2025年4月11日
スーパーボウルのハーフタイムショー、オリンピック開会式、アカデミー賞やエミー賞授賞式など、世界最大級のライブイベントを手がけてきた演出家・プロデューサー、ドン・ミッシャーが2025年4月11日に死去した。享年85歳。
※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。
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